母は嘆かず:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
母は嘆かず
母は嘆かず
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母は嘆かず

1951年9月28日公開、75分、戦争
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製作は「ブンガワンソロ」の佐藤一郎。「歌う野球小僧」の渡辺邦男が脚本を書き監督に当っている。撮影は「東京河童まつり」の友成達雄である。出演者は「母待草」の水谷八重子。三代目天中軒雲月改め永田とよ子、「歌う野球小僧」の灰田勝彦、「月よりの母」の江川宇禮雄のほか田中春男、宮川玲子などである。

ストーリー

中支戦線で最後の突撃の直前、小山軍曹の指揮する小山班の戦友たちは、戦争後生きていたら毎年十月一日に靖国神社の社頭で会おうと約束したのだった。終戦後五年目の十月一日靖国の社頭で津島と村田が会い、折から来合せた小山軍曹の妻千代子にもめぐり合い彼女の経営する銀座の小料理店「小柳」へともなわれた。千代子には二人の子供があった。姉の咲枝は、父の業をついで浪曲界で身を立てさせたいという母の意にそむいて、歌謡曲歌手へ転向したいと思っていた。弟の龍一は板前にして「小柳」をつがせたいと思ったが、彼は銀座に巣くうならず者カポネの榮吉の手下になっていた。津島は知人の作曲家に咲枝を紹介しテストを受けさせたが、その結果は成功だった。龍一は津島と母の間を嫉妬してますますぐれ出し、榮吉たちと共に倉庫襲撃に加担しようとする。それを知った千代子は村田や津島に急報して事件の寸前にくいとめた。カポネの榮吉はそれを知って留守中の「小柳」にのり込み、咲枝にいどみかかろうとして、そこにあった小山軍曹の写真を見ておどろいた。彼も小山班の戦友の一人で軍曹に生命を助けられたこともあるのである。傷ついた龍一を連れて帰宅した津島や村田は榮吉に会い自首をすすめた。初めて眼のさめた榮吉は龍一を悪にひき入れた罪を千代子に詫びつつひかれて行くのだった。

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作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
新東宝
初公開日
1951年9月28日
上映時間
75分
製作会社
新東宝
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社