真空回路:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
真空回路
真空回路
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真空回路

1996年3月30日公開
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歪んだ愛情がひきおこす悲劇をクールな視点で描いた短編。監督・脚本は「FAMILY TIME」の川口良太。BOX東中野の“インディーズBOX/Vol.1”の中の1本として公開された。VTR作品。

ストーリー

保父の大村は同僚の保母・冬美に思いを寄せ、夜な夜な彼女の電話を盗聴していた。彼女に恋人がいることも大村は盗聴によって知っていたが、だからといって何か行動を起こすわけでもなく、盗聴した会話をウォークマンで聞きながら保育園に通う毎日を繰り返している。そんなある日、冬美が交通事故に遭って片目を失う怪我をしてしまった。彼女の恋人・橋木は一度も見舞いに来ることもなく、何の連絡もしてこない。失意のうちに退院した冬美のもとに、一本のカセットテープが郵送されてきた。それは、彼女の怪我をうとましく思っている橋木の言葉を盗み録りしたテープだった。数日後、大村は保育園の子供たちと一緒に冬美の部屋を見舞いに訪れるが、そこには血まみれの橋木の死体があり、冬美の姿はどこにもなかった。大村は転がっていたカセットテープをそっと持ち帰り、冬美のことを思った。

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作品データ

製作年
1996年
製作国
日本
配給
BOX OFFICE
初公開日
1996年3月30日
製作会社
自主製作作品


[c]キネマ旬報社