N。45|MOVIE WALKER PRESS
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N。45

1994年10月15日公開,140分
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北緯45度に位置する架空の町を舞台に展開する、70年代の薫りに溢れたロードムービーあり、細部への徹底したこだわりに満ちたガン・アクションあり、郷愁を誘う近未来ウェスタンあり、世紀末的感性のサイキック・サスペンスあり、の短編オムニバス。WOWOWの〈J・MOVIE・WARS〉の第2弾の一つとして″ルーキーバトル″と題された、新人監督4人を起用したもの。4月に放映された後、劇場公開となった。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

第1話「ワンダー・ラビッシュ」原野を疾走する1台のピンクのカプリオレに乗るはぐれ者の青木とハスッパなハルミは、ハルミの故郷で新たな生活を始めようとしており、ドライブインで知り合った反核青年芹沢を加えた珍道中が始まる。一見昔と変わらぬ穏やかなハルミの故郷の町は、何かが忍び寄って来る気配で、ハルミの実家はまさにその余波にさらされていた。途方に暮れる青木とハルミ、ドンキホーテのように反核を唱える芹沢、彼らを見つめる哀しげな眼をしたトナカイの群れ。サハリン行きなどと訳のわからぬことを叫ぶ青木だったが、結局彼らの落ち着いたのは新たなドライブインの開店。ハルミはそれなりに開店準備に奔走するが、青木はいつものいい加減さ、そしてなぜか芹沢も合流して開店準備を迎える。果たして彼らの新生活はうまくいくのやら……。 第2話「パオさんとの復讐」雪など知らぬ国から極寒の町に流れて来たパオさん。友人の裕二と麗子に夏の間のコンビニのバイトということで連れられてきたのだが、やはり寒さは身にしみる。その日は突然訪れた。いつものコンビニに4WDに乗り付けた得体の知れない2人組と、通りかかったこれまた怪しげな2人が出くわした途端、けたたましい銃声が響き、その銃口は麗子をも襲った。パオさんは裕二を強く説得し、復讐を誓う。実戦の猛者だったパオさんの指導の下、裕二のトレーニングが始まり、そのガンプレイはみるみる上達していく。そして運命の時はやって来た。荒涼たる原野で両者は対峙し、凄まじい銃撃戦が展開していく。裕二とパオの連係プレーが功を奏し、裕二はまず殺し屋の1人・短剣を倒すがもう1人の虎には逆に傷つけられる。だがパオが虎を倒し、2人は見事に復讐を遂げるのだった。 第3話「情熱の荒野」幾つもの戦争を経て幾人もの人々の生命が奪わた時代。砂塵の舞う丘でひとり手を合わせるキリコは、流れ者の男に、この地で傍若無人に振る舞うトーゴー一味との対決を依頼する。核戦争で近親者を失い、それ以来″アトム″にとりつかれ、狂信的に人々を恐怖に陥めるトーゴー。現金強奪の末、仲間割れをしてこの地に流れついてきた男とロジータ、リンゴオ。やがて男も、トーゴーとの対決の渦に巻き込まれていく。そして、核に翻弄された彼らの運命は、銃声と共にクライマックスを迎えた。致命傷を負っていた名無しの男だったが、キリコの手助けを得てトーゴーを倒す。平和が再び訪れた。男とロジータ、リンゴオたちはまた旅立っていった。その後を追うキリコの姿もあった。 第4話「風は、どっちに吹いている」生命保険のセールスマン鈴木の今日は、いつもと違っていた。彼は町の入り口のトンネルで、髭面の男に勝手に車に乗り込んで来られた。ラジオでは警官殺しの逃亡犯人のニュースが流れており、男は自分がその犯人だとほざく。そういえば昨日、太陽の下で傘をさし、雨に脅える不思議な女と一夜を共にしたのはいいけれど、現金を持ち逃げされた。髭面男も「風に気をつけろ」という謎のフレーズを残して忽然と姿を消した。もはや、何かが違うというレベルではなかった。ラジオでは「原子力は安全かつ有効なエネルギー…」と流れている。安全かつ有効なはずの彼の脳細胞も音を立てながら切断されていく…。

作品データ

製作年
1994年
製作国
日本
配給
ビターズ・エンド
上映時間
140分

[c]キネマ旬報社

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