ご挨拶:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ご挨拶
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ご挨拶

1991年11月23日公開、98分
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日常で交わされる挨拶をテーマに、現代に生きるオンナ達の本質と本音を三話形式のオムニバスで描く。第一話の脚本・監督は「グッバイ・ママ」の脚本家・寺田敏雄。撮影は福元文一。第二話は「つぐみ」の市川準が脚本・監督。撮影は「家庭教師」の小林達比古。第三話は寺田敏雄脚本で、女優のモモイカオリ(桃井かおり)が監督。撮影は「チー公物語 ネズミ小僧のつくりかた世紀末版」の鈴木達夫がそれぞれ担当。

ストーリー

〔イロイロ、ありまして〕タカミネ商事では、今日辞めることになった社長秘書の瀬田香織がお別れのご挨拶をしていた。そして彼女がその挨拶の中での辞める理由として言った「その~イロイロ、ありまして……」という発言から、会社で様々な噂が飛び交う。女子社員のイジメか、男との関係か、はたまた幹部だけしか知らない社内秘密か。経理課長の米倉は、社長命令により極秘に香織の退社理由を探るべく行動を開始した。だが彼女の退社理由を探っているのは米倉だけではなく、先輩の昌代、同僚の裕美子とユキ、そして会社の実権を狙う常務の水谷と様々な人間関係が入り交じり、それが原因であげくの果てに米倉の家庭は崩壊。つかれ果てた彼は退社を決意し、香織同様に別れの挨拶を交わす。そして会社を去る米倉とすれ違いに海外旅行から戻った香織が現れるのだった。 〔佳代さん〕東京下町の小さな駅の売店で働く白井秀子は今年で六五歳。早番と遅番を交替制で勤める彼女には、やはり今年で六五歳になる佐藤佳代という同僚がいた。ふたりとも戦争で夫を亡くし、今は身寄りもなく街の片隅の古いアパートでひとり暮らしている清楚な老婆だった。ある日秀子は、佳代からハンコ屋のおじさんと再婚するという相談を受ける。ささやかな結婚式の当日、秀子は思いもかけず、佳代の友人として祝福のご挨拶をすることになる。普段はほとんど無口な秀子だったが「佳代さん、おめでとう……」と、彼女は佳代を祝福すべく、真心のこもった飾らない言葉でのスピーチを語るのだった。 〔NOW IT'S THE MOMENT IN OUR LIFE!!〕同棲中の男には逃げられ、勤め先のオーナーは五歳の息子を置き去りにしたまま行方不明と、ツキに見放された啓子は、虚ろな気持ちの埋め合わせをしようとひとり街を歩き回り、たどりついた先は行くつもりもなく返事も出してなかった高校の同窓会が行われているホテルだった。十八年振りに再会した友人達。彼らは陽気に懐かしい話に興じている。高校時代に憧れていた豊も来ている。誰も知らないことなのだが病気でダブって啓子は皆より二歳年上であることを少し気にしていた。そしてパーティも終わりに近づき締めのご挨拶を啓子がやるはめになる。「NOW IT'S THE MOMENT IN OUR LIFE!! 今、この時こそが私たちの最良の時です……」言葉を探しながら必死に喋る啓子。しかし友人の反応はなく、彼らの心は既に二次会へと動いていた。そんな中、豊だけが彼女の挨拶に静かな祝福を送り、啓子を二次会へ誘う。だがいつの間にか幹事役を押し付けられていた啓子は、その場所を聞く暇もなく後始末に追われてしまうのだった。

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作品データ

製作年
1991年
製作国
日本
配給
東映アストロフィルム
初公開日
1991年11月23日
上映時間
98分
製作会社
ソニー・ミュージックエンタテインメント=センタープロモーション


[c]キネマ旬報社