刑事ジョン・ブック 目撃者|MOVIE WALKER PRESS
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刑事ジョン・ブック 目撃者

1985年6月8日公開,113分
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ある事件をきっかけに特殊な生活様式に従って生活するアーミッシュの人々と触れ合うことになる刑事ジョン・ブックの姿を描く。製作はエドワード・S・フェルドマン、監督は「危険な年」等のオーストラリア出身のピーター・ウィアー。脚本はウィリアム・ケリー、アール・W・ウォレス、撮影はジョン・シール、音楽はモーリス・ジャール、編集はトム・ノーブルが担当。出演はハリソン・フォード、ケリー・マクギリスなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ペンシルヴァニア州の片田舎。文明社会から離れ、厳格な規律に従って今なお17世紀の生活様式で暮らしている信徒一派アーミッシュ(アンマン派信徒)の村で、ジェイコブ・ラップの葬儀が行なわれていた。未亡人となった妻レイチェル(ケリー・マクギリス)と6歳の息子サミュエル(ルーカス・ハース)、そして父親のイーライ(ヤン・ロービッシュ)は、隣人達の助けで、なんとか農場での暮らしを続けることができた。数カ月後、レイチェルは、サミュエルと共に妹の住むボルチモアに旅する決心をした。レイチェルにほのかな慕情を抱くダニエル(アレクサンダー・ゴドノフ)らに見送られ、2人は汽車に乗り込んだ。フィラデルフィア駅で乗り継ぎの列車を待つ間にトイレに入ったサミュエルは、恐ろしい殺人事件を目撃した。フィラデルフィア警察のジョン・ブック警部(ハリソン・フォード)と彼のパートナー、カーター(プレント・ジェニングス)は、サミュエルから事情を聞き出すため、彼ら母子を署に案内し容疑者の確認を求めた。その夜はブックの妹イレーン(パティ・ルポーン)の家で明かしたレイチェルとサミュエル。翌日、1枚の写真がサミュエルの目にとまった。それは、麻薬事件の成績を賛えられた麻薬課長マクフィー(ダニー・グローヴァー)の新聞の切り抜き記事で、サミュエルは彼が犯人だとブックに告げた。早速、そのことを警察副部長シェイファー(ジョセフ・ソマー)に伝えるブック。警察本部から大量の麻薬が消えた事件にもマクフィーが関係していのではないかとも指摘した。自分のアパートに戻ったブックは、マグナム銃を掲げたマクィーに急袈され負傷した。シェイファーもマクフィーの仲間であることに気づいたブックは、傷つきながらイレーンの家に行き、サミュエルとレイチェルに出発の準備を促すとともに、カーターに連絡し、ファイルから親子の名をはずさせ、2人の悪徳警官に気をつけるよう忠告した。ブックは、母子を農場に送り届けたが、その帰り傷が悪化し気を失う。イーライが呼んだ療法師のおかげで数日後、ブックは回復した。同じ頃、フィラデルフィアでは、シェイファー、マクフィー及び仲間のファーシー(アンガス・マッキネス)がブックらの居所を突きとめようと躍起になっていた。しかし、アンマン派信徒達は外界との接触がなく、彼らの許に身を隠しているブックを見つけるのは、殆ど不可能であることを彼らは知った。一方、体力が回復したブックは農場での手伝いを申し出て、牛の乳しぼりに励んだりしていた。そうした日々を送るうちに、ブックはレイチェルと心を通わせるようになり、ある夜、2人はいっしョにダンスを踊つた。しかしレイチェルはブックを好きになるわけにはいかなかった。もしそうなったら、アーミッシュの規律に従い、彼女は教会から追放される運命にあるのだ。村の納屋建設に加わって大工仕事に精を出した日の夜、ブックは入浴中のレイチェルと居合わせるが、ただ立ちつくすだけだった。翌朝、ブックは、カーターが殺されたことを町からかけた電話で知り、シェイファーへの復讐を誓った。その帰り道、チンピラにからまれたダニエルの態度から、彼らの非暴力主義を目の当たりにしたブックは、我慢できずにチンピラを殴ってしまった。この事件から、シェイファーらがブックの所在をつきとめた。ペンシルヴァニアの田舎道にシェイファー、マクフィー、ファーシーらがやって来た。やがて、ブックと彼らとの死闘が開始された。マクフィーとファーシーを倒したブックに、レイチェルを人質にとったシェイファーの悪の手がのびた。がその時、非暴力を訴えるアンマン派信徒たちの無言の力にシェイファーは遂に屈するのだった。(パラマウント映画=UIP配給*1時間53分)

作品データ

原題
Witness
製作年
1985年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント=UIP
上映時間
113分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    フジ三太郎

    4.0
    2020/8/6

    ウィアー監督作と言えば地元豪州の女学生集団失踪事件を描いた「ピクニックアット・ハンギングロック」を劇場で見たが、半分は寝ていた。
    美しい景色と繊細な心理描写が特徴の監督。
    2つの文明の交わりを描いた作品と言えば、デビッド・リーン作品群「戦場にかける橋」「インドへの道」等ある。前者にはアクションが入って、詩情が薄まり、後者は詩情にあふれるが、眠い。
    本作は、風景と心理描写と、そして刑事物の融合作である。音楽はデビッド・リーンとコンビを組んだ、モーリス・ジャール。いつものオーケストラでなく、シンセを使っており、ヴァンゲリスを意識していたようである。
    日本映画で強いて言うなら、「となりのトトロ」に近い。牧歌的なのだ。今回、テレ東の短縮版で再見したので、本質的でないかもだが、主人公ジョン・ブックの上司、シェイファー本部長のセリフが気になった。「アーミッシュは掟に生きている、俺たち警察と同じだ。だがブックは掟を破ったのだ」実はアーミッシュにも、掟を破りたがる若い未亡人がおり、これがケリー・マクギリス。「トップガン」の女教官である。ブックと恋に落ちる、似た者同士。やがて別れの日が来て、そして彼らが追って来る・・。
    ラストが感動である。がさすがに刑事物なので、アクション無しと言う訳にはいかず、ちょっとだけある。最初から最後まで見れば、旅をした気分になれる。トトロの田舎のようでもある。そして人間性を忘れた都会人。ブックは映画の中盤で暴力に訴えるが、最後は人間が変わった姿を見せる。それがいい。たしかその年のアカデミー賞主演賞候補になった。ウィアー監督の手腕が素晴らしい。
    作中、ブック役ハリソン・フォードが大工仕事をするが、売れるまでは彼は大工で食べていた。だから手つきは本物で、作中ですごく光っていた。
    珠玉の一品。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2011/3/6

    何とも充実した時間。
    刑事ものということで想像していた派手なアクション映画ではないけれど名画だと思う。
    一つずつのシーンにどきどき。
    この作品にいざなってくれた「午前十時の映画祭」に感謝したい。

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