激闘(1942):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
激闘(1942)
激闘(1942)
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激闘(1942)

1942年公開
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「剃刀の刄」と同じくタイロン・パーワーとジーン・ティアニーが主演する映画で1942年作品。エディソン・マーシャル作の小説を「ボストン物語」のフイリップ・ダンが脚色、「アンナとシャム王」と同じくジョン・クロムウェル監督、アーサー・ミラー撮影、アルフレッド・ニューマン音楽によって成りたつもので、助演者は「謎の下宿人」のジョージ・サンダース、「王国の鍵」のロディ・マクドウォール、「ラッキー・パートナー」のハリー・ダヴェンポート、「駅馬車(1939)」のジョン・キャラディン、フランセス・ファーマー、ケイ・ジョンソン、エルザ・ランチェスター、ダッドリー・ディグス等である。

ストーリー

栄王ジョージ3世の治世の頃の事である。インドで生まれたベンは両親と死別し、母方の祖父で鉄砲冶屋アモスキンダーとブリストルの港町に住んでいた、ところが、ベンの叔父にあたるサー・アーサー・ブレイクが、10歳のベンを引き取りに来て嫌がる少年をブリーソルムの館に連れ去った。ベンは正当な結婚をしないで生まれた庶子だと、叔父はいって馬舎番にして虐待した。しかしブレイク夫人のヘレナが、ひそかにベンをいたわった。亡くなったベンの父サー・ゴドフレーにかて恋していた故である。10年後、アーサーの娘イザベルはベンに心をひかれ、ベンも彼女を愛しており、他日富を得、また自分の出生の際の父母の関係を調べるつもりだと告げる。それを漏れ聞いたアーサーは、怒ってベンを鞭打ち気絶させてしまう。ヘレナに介抱されて元気になったベンは、叔父の邸を逃げ出してインド行きの船の水夫となる。船の上で水夫仲間のケリブと親友となったベンは、真珠の多いといわれる南海のある島の近くで、船から跳込んで島に上陸する。2人は原住民と親しく交わり、真珠を採取して巨大な財産をつくる。ベンは原住民娘イーヴと愛する仲となったが、ある日船が島に寄港したので、彼は故国へ向かった。イギリスに着くとベンは身分を隠して、出生証明を握ろうと、弁護士であり貿易商人のプラットに調査を頼む。ベンはサー・アーサー・ブレイクを殺そうとしたという訴えをされているので、捕まれば裁判だと告白したが、彼の真珠を見るとプラットは調査を引き受ける。ベンはブリーソルム荘へ忍んで行き、イザベルに会ってすべてを打ち明け、ジョージ・アンド・クラウン・インに泊まっていると告げる。イザベルはベンを裏切って父に告げたので、ベンは捕らえられて裁判に付される何の弁護もなく、ベンは絞首刑を宣告されようとした時、プラットが駆け込んで来て証拠を早出する。インドへ行く途上の船中で、ベンの父サー・ゴドフレーはキダの娘と正式に結婚したという記録である。ベンがその子である以上、ブレイク家は彼が相続すべきであり、サー・アーサーが横領罪に問わるべきであることが明白となった。サー・アーサーを襲撃したという事実も無根となった。ベンはブリーソルム荘に帰ると、アーサーを倒した上、英国にある財産全部を召使い達に分かち与えた。そして祖父キダーと共に平和な南海へ、イーヴの待っている島へ向かった。

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作品データ

原題
Son of Fury
製作年
1942年
製作国
アメリカ
初公開日
1942年
製作会社
20世紀フォックス映画


[c]キネマ旬報社