マドンナ
Eva Peron
祖国への忠誠と限りない愛の力でアルゼンチンの歴史を変えた伝説の女性、エビータことエバ・ペロンの短くも激しい生涯を描いたミュージカル映画。78年にロンドンで初演されて以来、ロンドンで2900回、ブロードウェイで1567回という記録的なロングランを重ねたアンドリュー・ロイド・ウェバー作曲、ティム・ライス作詞による同名舞台の映画化。完成までに7人の監督と7人の女優が候補に上がるなど、紆余曲折があったことでも話題になった。台詞を最小限に留め、全編の9割が歌と演奏で構成されており、作詞・作曲のコンビによって徹底的な改訂の末に5週間をかけて録音された音楽が、圧倒的な迫力。監督にはアラン・パーカーが起用され、「フェーム」「ザ・コミットメンツ」などの音楽映画、「ミッドナイト・エクスプレス」などの社会派作品と、二つのジャンルを得意とする彼の演出手腕が遺憾なく発揮されている。脚本は、パーカーと彼の前に監督に予定されていたオリヴァー・ストーンの共同(実際はパーカーの単独だという)。製作は、ロンドンで舞台の初演を手掛けたミュージカル界の大物ロバート・スティグウッドとパーカー、「ニクソン」「スカーレット・レター」のアンドリュー・G・ヴァーニャ。撮影は「魅せられて」のダリウス・コンディ、実際にエバが着用していた服を再現した衣裳は「キャリントン」「ミッション:インポッシブル」のペニー・ローズ。主演は、88年にオリヴァー・ストーンが監督候補だった時には彼と物別れに終わったものの、降番したミシェル・ファイファーに代わってヒロインの座を射止めたマドンナ。共演は「ストレンジャー」のアントニオ・バンデラス、ブロードウェイの舞台で活躍する「キャリントン」のジョナサン・プライス、イギリスの俳優で歌手、作家でもあるジミー・ネイルら。
アルゼンチンの田舎町で私生児として生まれ、不遇の少女時代を送ったエバ・ピロン。故郷を飛び出し女優として成功した彼女は、やがて大統領夫人にまでのしあがる。”聖母エビータ”と国民から慕われた彼女の激動の人生を描いた大ヒットミュージカルをアラン・パーカー監督が映画化。実現までに15年の年月を費やし、ようやく製作された本作。主演には多くの候補が挙がったが、最終的に決定したマドンナが主人公エビータを熱演している。
Eva Peron
Che
Juan Peron
Agustin Magaldi
Dona Juana
Brother Juan
blanca
Elisa
Erminda
監督、脚本、製作
製作
製作
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