恋せざる大盗:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋せざる大盗
恋せざる大盗
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恋せざる大盗

1932年公開
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「シンガポール航路」のウィリアム・パウエルと「男子入用」「街のをんな」のケイ・フランシスが共演する映画で原作はラディスラス・フォドールの筆になるもの、それをアーウィン・ケルセイが脚色し、「男子入用」「最後の偵察」のウィリアム・ディーターレが監督した。助演者の顔ぶれは「摩天楼の悲劇」「狂へる銀翼」のハーディー・オルプライト、ヘレン・ヴィンソン、アラン・モーブレイ、アンドレ・リュゲ、ヘンリー・コルカー、スペンサー・チャータース、リー・コールマー、ロバート・クレイダ、アイヴァン・リノウ、チャールズ・コールマン等々、カメラは「シンガポール航路」「氷原の彼方」のロバート・カールが担当している。

ストーリー

ウィンナの宝石商という宝石商は最近神出鬼没の紳士強盗に襲われ、警察はあらゆる努力をするが如何なる方法によるも速逮捕できない。宝石収集家として知られているテリは良人や友人を伴ってダイヤの指輪を買いにゆくと顧客を装った紳士強盗の一隊に襲われる。紳士強盗は悠々として目星しい宝石を奪い他の人間には睡眠剤の入った煙草を喫わせたり金庫に押し込んだりするがテリには何もしない。彼の典雅な様子と堂々たる態度に、テリは非常に魅力を感じ、彼が立ち去ってからもしばらくの間警察に報告するのも躊躇したほどだった。その晩、テリは友人のマリアンヌと一緒に自宅にいると知らないうちに美しい薔薇の花束が卓上に供えてある。金庫をしらべて見るとなにひとつ不足のない代わりに今朝盗まれたダイヤが入っている。マリアンヌは後難を怖れて家に帰る。テリが一人になると例の強盗が、書簡と同じような悠然たる姿をあらわす。テリはダイヤを返そうとするが強盗は受け取らない。そして警察の追求が追っているから匿ってもらいたいと言う。そこに探偵が現れ、紳士強盗がこの家の中にいる筈だとテリに言い、捜索しようとする。彼女は強盗を隠そうと努力するが、遂に発見され二人は本署に動向を求められる。行って見るとそこは強盗の本拠であった。彼はテリを試そうとして手下を探偵に仕立て、芝居をうったのである。ロマンィックなことの好きな彼女は益々興味を感じて来る。彼は謝ってニースへ行こうと言うが彼女はさすがに断る。強盗は彼女をしばり上げて逃げ去る。彼はニースで待っている、と彼女に告げて立ち去る。その後、彼女は保養に行こうと思い立つが、その場所はニースにしようと決心する。あくまで有閑婦人的な、火遊びの好きな彼女であった。

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作品データ

原題
Jewel Robbery
製作年
1932年
製作国
アメリカ
初公開日
1932年
製作会社
ワーナー・ブラザース


[c]キネマ旬報社