ガタカ|MOVIE WALKER PRESS
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ガタカ

1998年5月2日公開,106分
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遺伝子が全てを決定する未来社会を舞台に人間の尊厳を問うサスペンスタッチのSFドラマ。監督・脚本は本作がデビューとなるアンドリュー・ニコル。製作は「マチルダ」など俳優・監督として知られ、自身の製作会社ジャージー・フィルムズで「危険な動物たち」などを手掛けるダニー・デヴィート、同社の共同設立者であるマイケル・シャンバーグとステイシー・シェール。撮影は「トリコロール 青の愛」(共同脚本も)などクシシュトフ・キェシロフスキ監督とのコンビが有名で近年アメリカに進出したスワヴォミル・イジャック。音楽は「キャリントン」のマイケル・ナイマン。監督のレトロ・フューチャー的コンセプトを徹底的に視覚化した美術はピーター・グリーナウェイ監督の諸作で注目された「陪審員」のヤン・ロルフス。衣裳は「マーズ・アタック!」のコリーン・アトウッド。編集はリサ・ゼノ・チャーギンがそれぞれ担当。主演は「恋人までの距離」のイーサン・ホーク。共演は「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」のユマ・サーマン、「オスカー・ワイルド」のジュード・ロウ、「エンド・オブ・バイオレンス」のローレン・ディーン、ベストセラー作家で脚本家・映画出演も多数のゴア・ヴィダルほか。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

近未来。遺伝子工学の進歩で胎児の間に劣性遺伝子を排除することが出来るようになった。自然の形で生まれたヴィンセント・フリーマン(イーサン・ホーク)は、心臓が弱く30歳までしか生きられないと宣告されていた。遺伝子排除されて生まれた弟アントン(ローレン・ディーン)と比べ、自分を遺伝子的に劣った「不適正者」であると思っていたヴィンセントだが、遠泳でアントンに勝った彼は家を出る決心をする。宇宙飛行士になるため、宇宙開発を手掛ける企業・ガタカ社の就職試験を受けたヴィンセントは、「不適正者」のため、DNAブローカーにジェローム・ユージーン・モロー(ジュード・ロウ)を紹介してもらう。最高級の遺伝子を持つ超エリートの水泳選手だったユージーンは、自分の優秀さゆえに悩み、自殺未遂を図り、下半身不随になっていた。ユージーンの生活を保証することを見返りに、彼と契約したヴィンセントは、血液などのサンプルを提供してもらいジェロームに成り済ます。数年後、ヴィンセントは金星の衛星タイタン行きの宇宙飛行士に選ばれるが、ロケット打ち上げに反対していたヴィンセントの上司が殺される。捜査に協力した女性局員アイリーン(ユマ・サーマン)はヴィンセントを疑いながらも、彼に魅かれていくことになった。捜査官になったアントンは現場から検出された毛髪がヴィンセントのものだったことに驚く。結局、犯人は別にいたが、真実を知ったアイリーンは嘆き悲しむ。打ち上げ決行の前日、ヴィンセントはアントンと再び遠泳で対決した。その闘いに勝ったヴィンセントはユージーンに別れを告げて探査船に乗り込んだ。ユージーンは自らの命を絶った。

作品データ

原題
Gattaca
製作年
1997年
製作国
アメリカ
配給
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間
106分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    みーこ。

    4.0
    2020/7/11

    立川シネマシティ極音ナイト

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  • rikoriko2255

    potewoods

    4.0
    2013/4/16

    97年の映画だけど、今2013年に観ても、いやむしろ今の方がアクチュアルに迫ってくるテーマを孕んだ映画。
    学校で「退屈な道徳教育」をしてしまうくらいなら、こういう映画を一本見せた方がはるかに勉強になるでしょう。先生方は検討して見てくださいね。

    生命を選別する時代、社会。こんな世界にいつかなるのだろうか?いやなってはいけない!とかいう不安と否定で決めつけてセンセーショナルに観る、べきではきっとなくて、既存の倫理を改めて遠くから眺めて見たり、その上で技術の「進歩」?による社会の可能性の選択肢をもっと注意深く責任を持って「私も」選ぶのだという自覚を認識すべきなのです、、、とかいうお説教はさて置き。
    映画は、不能と足掻く人間の姿を主軸に据えながら、どこか遠くを目指す情景を、美しさとともに描いている。
    「産まれ方」の違う兄弟の闇夜の海の遠泳は、受精の際の精子の泳ぎ、生命誕生のレースを想起させる。偶然と自力で生まれてきた生命と、管理と選別により生まれてきた生命。後戻りすることを考えない、「愚か」で無謀な生命力は、ここで底力を見せる。そして宇宙へ、、、。うーん、いろいろ感慨深いなあ。
    エリートとして生まれながら、傷を負ったジェローム(ジュードロウ)の振る舞いにも「人間的」な感動があり、こちらも見どころ。

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