この森で、天使はバスを降りた|MOVIE WALKER PRESS
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この森で、天使はバスを降りた

1998年1月15日公開,116分
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さびれた町にやって来たよそ者の少女が、しだいに人々の傷ついた心を癒していく様を描くヒューマンドラマ。監督・脚本はテレビシリーズ『探偵レミントン・スティール』で知られるリー・デイヴィッド・ズロートフで、彼の劇映画デビュー作。製作は「ボブ・ロバーツ」のフォレスト・マーレー、製作総指揮はウォレン・G・スティット、撮影は「Dr.ギグルス」のロブ・ドレイパー、音楽は「アポロ13」のジェームズ・ホーナー、美術は「ユージュアル・サスペクツ」のハワード・カミングス、編集は「フォー・ルームス」のマージー・グッドスピード、衣裳は「ユージュアル・サスペクツ」のルイーズ・ミンゲンバック。主演は「蒼い記憶」のアリソン・エリオット。共演は「キルトに綴る愛」のエレン・バースティン、「クラッシュ」のマルシア・ゲイ・ハーデンほか。96年サンダンス映画祭観客賞受賞。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

パーシー(アリソン・エリオット)は5年間の刑期を終えてメイン州の小さな町ギリアドでバスを降りた。保安官の斡旋でハナ(エレン・バースティン)の営む小さなレストラン〈スピットファイア・グリル〉に住み込みで勤めはじめた彼女だが、偏屈者のハナとはうまくいかず、住民たちもよそ者の彼女の過去の噂を囁き会う。仕事にも慣れた頃、ハナが脚を骨折。病院まで運んでくれたパーシーを少しずつ信頼していくハナだったが、彼女の甥のネイハム(ウィル・パットン)は「パーシーは前科者だから信用できない」と妻のシェルビー(マルシア・ゲイ・ハーデン)に店を手伝うよう命じる。最初はおどおどしていたシェルビーもしだいにパーシーと心を通わせていく。ある晩、パーシーはハナから裏庭に缶詰を入れた麻袋を置くように頼まれた。夜中に袋を持ち去る人影を見た彼女は正体不明の彼のことをジョニー・Bと名付けた。パーシーはす親しくなったシェルビーにハナの哀しい過去を教えてもらう。ハナはひとり息子イーライをベトナム戦争で失ったのだ。彼女は過去の記憶を忘れるために店を売りに出しているのだが、10年たっても買い手がつかない。パーシーは以前聞いたことのある作文コンテストのことをハナに提案。応募料100ドルで店への夢を語った作文をひろく募集し、最優秀者に店をプレゼントするのだ。嬉々として募集広告の文案を練る三人。果たして彼女たちの予想を遥かに上回る手紙の山が全国から届き始めた。大金を手に入れたハナたちをやっかみ半分で批判していた町の人々も、ハナの提案で審査員になる。町の人々はあちらこちらで手紙を回し読みする。そんなある朝、森を散歩していたパーシーは小川のほとりに小屋を見つけた。ジョニー・Bの気配に導かれるように山々を見下ろす丘へ出たパーシー。やすらぎのひととき、彼女の背後には静かにジョニー・Bが立って全てを許しあうかのように頭をなでてくれるのだった。しかし、店に帰ってきたパーシーにハナは「なぜ彼を追いかけたの」と怒りをぶつける。ジョニー・Bの正体は戦争で心を病んだイーライだったのだ。次の日、店からは傷ついたパーシーの姿と共に、コンテストで集まった大金が消えた。周囲はパーシーを疑うが、シェルビーだけは彼女の無実を信じる。ふたりだけの秘密の安息所である教会に向かうシェルビー。思った通りパーシーはそこにいた。自らの辛い過去を語るパーシー。その頃、町の人々は森の中にパーシーの共犯者がいると思い込み大規模な山狩りを始めた。息子の身が危ないと焦るハナ。パーシーは彼を助けるために森の中を走る。イーライを見つけたパーシーは逃げてと叫ぶが、川の流れに飲み込まれて命を失ってしまった。パーシーの葬式でネイハムは、彼女が盗むのではと危惧して金を隠したことを告白する。自分は彼女のことを何ひとつわかっていなかった、と。パーシーのいなくなった店に見かけない男がやって来た。ハナは男に抱きつく。イーライが帰ってきたのだ。森の緑が鮮やかになってきた頃、赤ん坊を抱いた若い娘が町でバスを降りた。彼女が作文コンテストの最優秀者だった。

作品データ

原題
The Spitfire Grill
製作年
1996年
製作国
アメリカ
配給
東宝東和
上映時間
116分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2011/10/3

    観てみました。原題は"The Spitfire Grill"で、舞台になったレストランの名前で、これではちょっと意味が分からない。
    あとは女優さん。パーシー役のアリソン・エリオットという人はかわいいんだけど、美人という訳ではない。日本の女優さんに多いパターンかな。
    おばあさんハナ役のエレン・バースティンが複雑な心情をうまく演じている。ストーリイがどうなるか、彼女次第なんで、最後の最後までハラハラドキドキさせてくれるね。
    あとはそこそこ。但し、誰も悪い人がいない雰囲気が全体に漂っている。保安官だって、普通は元受刑者の社会復帰を疑ってかかる感じだけど、(『レ・ミゼラブル』とかね)逆に何かとかばってくれる。ちょっと信じがたい。また、教会はあっても牧師さんがいないというのもちょっと信じられないけど、本当の僻地はそうなるのかなあ。まあ、その分、皆人が良いのか。

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