恋のセレナーデ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋のセレナーデ
恋のセレナーデ
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恋のセレナーデ

1934年公開、恋愛
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「これぞ幸運」「ハリウッド征服」のパット・ペイターソンが「風雲の支那」「自由の翼」のニルス・アスターと共に主演する映画で、楽聖フランツ・シューパートを主人公とするロマンスを書いたもの。原作はリチャード・キャロルが執筆し、リン・スターリングとサリー・サンドリンが潤色し「水兵万歳」と同じくウィリアム・コンセルマンがヘンリー・ジョンソンと協力して脚色し、「これぞ幸運」のジェームズ・ティンリングが監督に当たった。助演俳優は「大空の地獄」「これぞ幸運」のハーバート・マンディン、「乾杯の唄」のハリー・グリーン、「奇傑パンチョ」のヘンリー・B・ウォルソール、ルシアン・リトルフィールド、フョゼフィン・ウォッテル、ハーマン・ビング等で撮影は「苦闘五十年」「限りなき世界」のアーサー・ミラーの担任。音楽指揮はサミュエル・ケイリンで、氏自らシューパードの名曲を編曲している。

ストーリー

オーストリアの貴族ハツフェルト公爵は若い頃王室の名において1婦人と結婚し、可愛いヴァレリイ姫をもうけたが間もなく夫人は他界してしまった。ヴァレリイは王室の名で幼少の頃より某伯爵夫人の許へ預けられて無事に成長し今では美しい乙女となった。田舎に閑居して作曲にいそしんでいる当時一介の作曲家フランツ・シューベルトは偶然の機会にヴァレリイ姫と会い、お互いに熱烈に恋するようになった。しかしシューベルトは芸術に精進すべく愛するヴァレリイ姫との恋を思い切りウインへと志した。ハツフェルト公爵は王室の許しを受け、ヴァレリイ姫を呼び戻そうとしたが姫はシューベルトの事を忘れ兼ね、ある夜密かに男装して伯爵家を逃れウインへと走った。漂泊の音楽家達の群れに入って苦しい生活を続けていたシューベルトはある日思いがけなくも訪れたヴァレリイに驚き且つ喜んだが、その喜びも束の間ヴァレリイは公爵のために発見されて宮殿へと連れ戻された。淋しく宮殿の中でシューベルトの事を思い暮らしていた姫は恋人を世に出させようと決心し、国王に願って宮中で大演奏会を催し大成功を収め、シューベルトの名は一躍世界的となった。かくてヴァレリイ姫の固い決心を知った王と公爵はついに我を折って姫の願を入れ、ここに愛し合っている2人は幸福に結ばれた。

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作品データ

原題
Love Time
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
フォックス映画
ジャンル
恋愛


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