恋人よ帰れ!わが胸に:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋人よ帰れ!わが胸に
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恋人よ帰れ!わが胸に

1967年9月14日公開、125分
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「あなただけ今晩は」の監督ビリー・ワイルダーが長年のパートナー、I・A・L・ダイアモンドと共同で脚本を書き、ワイルダーが製作・監督した。撮影はジョセフ・ラシェル、音楽はアンドレ・プレヴィンが担当した。出演は「グレート・レース」のジャック・レモン、「蜃気楼」のウォルター・マッソー、「テキサスの四人」のロン・リッチ、「西部開拓史」のクリフ・オズモンド、ジュディ・ウェストほか。

ストーリー

テレビ・カメラマンのハリー・ヒンクル(ジャック・レモン)はフットボール試合をポータブルカメラで中継中、巨漢選手ジャクソン(ロン・リッチ)のまともな体当たりをくらい、すっ飛ばされて脳震盪を起こしてしまう。まっ先に病院に駆けつけたのは、ハリーの義兄で弁護士のウィリー・ギングリッチ(ウォルター・マッソー)。ウィリーは、ハリーの背骨が折れたことにして100万ドルの損害賠償を要求しようと、ハリーに持ちかける。ハリーは嫌だと言うが、ウィリーは彼の弱点をついてきた。それは、ハリーが金持ちになればお人好しで稼ぎの悪い夫に愛想をつかして、バンドマンと駆け落ちした妻のサンディ(ジュディ・ウェスト)が戻ってくるに違いない、というのだ。そしてウィリーは、ジャクソンの所属チームと、市立スタジアム、CBSテレビを相手どって損害賠償請求の訴訟を起こす。ハリーはただ義兄のいう通り、ベッドに寝ていればよかったのだが、どっこいそうはいかない。保険会社は高名な医師をそろえて苛酷な診察をし、ハリーを怪我させたジャクソンは一生懸命見舞って尽くすので、良心がとがめるのだ。ハリーのただひとつの望みは、妻のサンディが帰ってくることだけ。そしてハリーの金を気にしはじめたサンディが、電話をかけてきた。実は彼女はウィリーのたくらみを見抜いており、手を結んでふたりで儲けようともちかけてきたのだ。保険会社は私立探偵パーキー(クリフ・オズモンド)を雇ってハリーとウィリーの尻尾をつかもうとするが、ウィリーのまったく巧妙な策の前には如何ともしがたかった。そしてとうとうウィリーとサンディは、20万ドルの示談金を手に入れる。ハリーはそこで目がさめた。彼は小切手を破り捨てると、自分が健康体であることをしつこいパーキーに実証してみせる。一方、ハリーに怪我を負わせたことに責任を感じ、自暴自棄になっていたジャクソンは、酒の席でケンカ騒ぎを起こして、チームを退団することになってしまった。意気消沈しているジャクソンの元に、ハリーが詫びにやってくる。ジャクソンはハリー元気な姿を見て、元気を取り戻した。ハリーとジャクソンは晴れやかな顔で、球場でボールを投げ合うのだった。

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作品データ

原題
The Fortune Cookie
製作年
1966年
製作国
アメリカ
配給
ユナイト映画
初公開日
1967年9月14日
上映時間
125分
製作会社
ミリッシュ・コーポレーション


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