ハイロー・カントリー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ハイロー・カントリー
ハイロー・カントリー
-

ハイロー・カントリー

1999年11月27日公開、114分、西部劇
0
1
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

昔気質のふたりの西部男の生きざまを描いたドラマ。西部劇最後の巨匠サム・ペキンパーが映画化を望みながら実現しなかったマックス・エヴァンスの同名作の映画化で、「クンドゥン」のマーティン・スコセッシの製作の元、監督には「スナッパー」「ジキル&ハイド」の英国人監督スティーブン・フリアーズがあたった。脚本は「ワイルドバンチ」で知られるウォロン・グリーン(「イレイザー」など)が担当。製作は「ノッティングヒルの恋人」のティム・ビーヴァンとエリック・フェルナーのコンビ、スコセッシと彼とコンビを組むバーバラ・デ・フィーナ。製作総指揮は「BOYS」のラッド・シモンズ。撮影は「スナッパー」「私の愛情の対象」のオリヴァー・ステイプルトン。音楽はコーエン兄弟作品で知られる「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」のカーター・バーウェル。美術・衣装はデイヴィッド・リンチ作品で知られる「エンド・オブ・バイオレンス」のパトリシア・ノリス。編集はダニー・ボイル作品の常連マサヒロ・ヒラクボ。出演は「ラリー・フリント」のウディ・ハレルソン、「秘密の絆」のビリー・クラダップ、「パトリシア・アークエットのグッバイ・ラバー」のパトリシア・アークエット、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のコール・ハウザー、「イフ・オンリー」のペネロペ・クルス、「ビッグ・リボウスキ」のサム・エリオットほか。

ストーリー

ニューメキシコの広大な平野ハイロー・カントリー。孤児のピート(ビリー・クラダップ)はカウボーイとしてひとり牧場を取り仕切る日々のなか、カウボーイのビッグ・ボーイ(ウディ・ハレルソン)とその弟リトル・ボーイ(コール・ハウザー)と出会い、家族のように親交を深めた。だが、おりから第に二世界大戦が勃発、彼らは従軍し、別々の戦場で戦った。戦後間もなくピートは復員するが、知らぬ間にハイロー・カントリーは成り上がり者のジム・エド(サム・エリオット)に土地が買い占められ情勢は一変していた。リトル・ボーイも今はジム・エドの配下だった。そんななか酒場で彼は魅惑的な人妻モナ(パトリシア・アークエット)に出会う。彼女はジム・エドの手下レスの妻だった。ジョセファ(ペネロペ・クルス)という恋人がいながら彼女に激しく恋するピート。やがて親友のビッグ・ボーイと再会したピートだが、なんと彼はモナと深い仲になっていた。友情と恋愛感情のはざまで苦しみながらも、ピートはジム・エドに反抗し、昔気質のカウボーイ魂を貫くビッグ・ボーイと行動を共にし続ける。そんな仲、彼とモナの仲は公然の秘密となり、嫉妬に狂ったレスが彼を殺そうとしているという噂が立つ。ある晩、ビッグ・ボーイとレスはついに衝突、ジム・エドの一派と壮絶な殴り合いを演じた。騒動の後、ふたりはモナとジョセファを連れ、森で飲み直すが、ビッグ・ボーイが眠り込んだ間にピートは激情にかられモナを抱いてしまう。過ちを言い出せないまま冬が来て春が訪れ、その間にビッグ・ボーイは雇い主から牧場を受け継ぎ、ついにモナとの結婚を決めた。だが、その矢先、ビッグ・ボーイは実家に戻った時、リトル・ボーイと争い、彼に撃たれてあっけなく死んだ。葬儀でピートはリトル・ボーイを殺そうとするが、兄弟の母のたっての懇願で断念した。かくして、ピートは葬儀が終わってから墓地に来たモナに別れを告げ、ビッグ・ボーイの思い出を胸にハイロー・カントリーから立ち去った。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Hi-Lo Country
製作年
1998年
製作国
アメリカ
配給
アスミック配給(アスミック・エース=テレビ東京=WOWOW=角川書店提供)
初公開日
1999年11月27日
上映時間
114分
製作会社
ワーキング・タイトル=マーティン・スコセッシ=デ・フィーナ‐キャッパ・プロ作品(ポリグラム・フィルムド・エンターテインメント提供)
ジャンル
西部劇


[c]キネマ旬報社