荒野の孤児:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
荒野の孤児
荒野の孤児
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荒野の孤児

1925年公開
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かつてニューヨークに於いてアリス・ブラディ嬢が演じたソールズベリー・フィールド氏作の舞台劇を映画化したもので、「なまけ者」「ステラ・ダラス(1925)」等と同じくフランセス・マリオン女史が脚色し「特別最大急行」「闇黒」等と同じくジョージ・ヒル氏が監督した。「建国の乙女」に共演したマリオン・デイヴィース嬢、ハリソン・フォード氏の主演で、ホルプルック・プリン氏、ジョージ・シーグマン氏、ホバート・ポスウォース氏、ハリー・マイヤース氏、ヘッダ・ホッパー嬢、リチャード・カール氏エミリー・フィッツローイ嬢及びジョン・ハフ君が出演している。

ストーリー

孤児マミーは保母マーティン婦人が余り厳しいので却って悪戯ばかりするので孤児院から出されて、孤児院評議院ペッパー氏の知り合いの婦人の家庭に厄介になることになった。ところがその婦人が亡くなったので、その遺児ザンダーと共に失踪した父の行方を探しに西部に向かって出発した。彼らはダン・マーチソンの牧場に世話になる。ダンはメキシコ人のファン・フェルナンデスと結んでラム酒を密造していた。ある日マミーがダンのこの秘密を感知したのでダンはサンダーをファンの許に遺しマミーをとりこにしようとした。マミーはダンを射ってその腕を傷け馬に乗ってファンの許に向かった。途中で破嵐に遭ってマミーはハーフのブラック・パートに捕らえられた。しかし彼女は彼の毒手を逃れて馬に鞭打った。パートは追跡して来た。一方ではシェリフはパートの所在を知り逮捕に向かうことになったのでダンも一隊に加わった。マミーはザンダーと共にファンの家に衝いたが後に追ったパートはファンを射った。ファンは殺されたふりをして倒れパートの油断を見て殺してしまった。パートの一味は親分の敵と射ちかかった。しかしシェリフはダンの謝罪と求婚を退け東部に帰ると言った。ダンは自分の不正な賭仕事よりもマミーの愛の方が尊いことを悟り、密造をやめてザンダーの父になるからマミーに結婚してくれと口説いた。マミーはうなずいて微笑んだ。

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作品データ

原題
Zacder the Great
製作年
1925年
製作国
アメリカ
初公開日
1925年
製作会社
メトロ・ゴールドウィーン映画


[c]キネマ旬報社