心の緑野:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
心の緑野
心の緑野
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1934年公開、戦争
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「あめりか祭」「流れる青空」のジャネット・ゲイナーが「南風」「夜間飛行」のライオネル・バリモアと共に主演する映画で、ポール・グリーン作の戯曲「コネリー一家」に基き「大帝国行進曲」「私の殺した男」のレジナルド・バークレイが脚色し「水曜日の恋」「あめりか祭」と同じくヘンリー・キングが監督、ハル・モーアが撮影に当った。助演は「今日限りの命」「酔いどれ船」のロバート・ヤング、「新世紀」「フープラ」のリチャード・クロムウェル、「戦争と母性」のヘンリエッタ・クロスマン、モナ・バリー、ステピン・フェチット及びラッセル・シンプソンという顔触である。

ストーリー

キャロライナの開拓者として知られたコネリー家は南北戦争の影響で家運が傾いて来たが、当主のコネリー夫人も、亡くなった彼女の夫の弟のボブも、昔の誇りを棄てる事は出来なかった。コネリー夫人は家運挽回の為めに、成金娘ヴァージニアを息子ウィルの嫁に迎える気だった。所がウィルは、北部から移住して来たばかりで父親に死なれ、二人の弟と共に煙草の栽培をしている小作人ジョアナに心を惹かれていた。ボブはジョアナを見た様な顔だと思ったが想い出せなかった。ヴァージニアを歓迎の宴が開かれたが、ウイルはジョアナとばかり踊っていた。ジョアナの着飾った姿を見て、ボブは戦争最中に別れた恋人のことを一瞬思い浮かべたが、それはもう何十年も昔の事に過ぎない。コネリイ夫人はジョアナに息子と近づかない様にと言渡したが、ジョアナは無理なことだと言い切った。そこで翌日ウイルとヴァージニアを町に使にやり、留守の間にジョアナの小作地を取あげ即刻立退を命じた。ジョアナが別れを告げに来た時ウイルはたった一人帰って来て母親と言い争った。その間にボブは又しても昔の恋人の事を思い出した。それも道理で、コネリイ夫人の心ない計いで、お互いに死んだものと思い込んで、それ以来一切の生活力を失ったボブとこれも傷手の為に北部に行ったその恋人こそジョアナの祖母だったのだ。昔のことをまざまざと思い起したボブはその場を去ると同時に自殺してしまった。コネリイ夫人も今は心弱り息子の望み通り二人の結婚を許す気になった。そしてジョアナの提言通り煙草の栽培を試みた。煙草の需要は高まるばかりだ。コネリイ夫人が良き祖母となった頃、コネリイ家は昔にもました繁栄を取戻していたのだった。

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作品データ

原題
Carolint
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
フォックス映画
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社