湖上の一夜:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
湖上の一夜
湖上の一夜
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湖上の一夜

1918年公開
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アニタ・スチュアート嬢がルイズ・B・メイアー氏の許でファースト・ナショナル映画を製作し始めての第1回作品である。監督は「奇跡の人」で名を挙げたジョージ・ローン・タッカー氏。原作はコスモポリタン雑誌に連載されたオーウェン・ジョンソ氏の小説である。「監督手腕の優秀なために興味深いものとなっている。」とはピーター・ミルン氏の評。

ストーリー

アミーの夫アンドルー・フォレスターは20年間ただ営々と働いてきた男であった。モーリス・デラバーという鋼鉄会社の社長はフォレスターの会社を買収しフォレスターは1年5万ドルの俸給で自分の会社で雇おうと思っているのである。ところがフォレスターは1年2万5000ドルの収入に満足していて、彼の申し込みを承諾しない。そこでデラバーは田舎の壮麗な別荘にフォレスター夫妻を招いた。軽薄なデラバー夫人イルマをフォレスターはそれと知らず賛美し、夫人からの薦めで結局デラバーの申し出を承諾する。そのため彼等は1年間西部へ行って鉱山において日を暮らさねばならなかった。その留守中アミーはイルマにならって、できるだけ多くの男子と交際するが、決してある1人と特別に親しく交際しないというイルマのいわゆる「貞操な妻」たるべくつとめた。そのうちイルマの想っているモント・ブラックンがアミーに近づくのを嫉んだイルマの計らいから、フォレスターは急いで西部から帰ってきた。そしてしばらくの間にアミーの性格が全然違ってしまったことを見て驚いた。彼はイルマの軽薄さを見破り、かつ今までアミーに夫としての充分の愛を捧げていなかったことに気づいた。彼は妻に欲するならば西部へ来たれと言い残して西部へ帰った。アミーはデラマーの子供の水に溺れんとするのを助け、それによってデラマー夫妻の仲を元の鞘に収め、西部に待つ夫の許へ急いだ。

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作品データ

原題
Virtuous Wives
製作年
1918年
製作国
アメリカ
配給
大正
初公開日
1918年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


[c]キネマ旬報社