古城の扉:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
古城の扉
古城の扉
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古城の扉

1935年公開
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「フランケンシュタインの花嫁」「月光石」のボリス・カーロフが主演する映画で、アーサー・ストローンが書き下ろした物語を「頓珍外交ゼネバ行」のヘンリー・マイヤースが作者ストローンと協力して脚色し、「九番目の客」「十三日の殺人」のロイ・ウィリアム・ニールが監督に当たり、アル・シーグラーが撮影したものである。助演者は「スポーツ・パレード」「処女読本(1932)」のマリアン・マーシュ、「奇傑パンチョ」「十字軍」のキャサリン・デミル、「歌の翼」「空の殺人光線」のロバート・アレン、「歌の翼」のサーストン・ホール、「八点鐘」のジョン・バックラー、「恋のセレナーデ」のヘンリー・コルカー、「絢爛たる殺人」のコリン・タップリーその他である。

ストーリー

ド・バーグマン家には昔から言い伝えがあった。それは双生児が生まれたら惨事起こり、家は絶滅するであろう、という不気味な予言である。当主グレゴアと双生児の弟アントンが生まれた時には城中は大騒ぎであった。そのために、長ずるや、アントンは殆ど年中城を留守にして旅をして歩いていた。グレゴアは不気味な容貌をしているのと、時々城中で失踪する人があるのとで、彼は人々に忌み憎まれていた。このグレゴアの寵を受けていたのはハッセル大佐の娘テアの侍女マシュカだった。ところが、グレゴアはテアを見初めて求婚しようとした。それを知ったマシュカは嫉妬の余り、自分とグレゴアの関係と「黒部屋」の秘密をテアに告げる、とグレゴアを脅迫した。たちまちマシュカは殺されて黒部屋の床下の陥弄に蹴落とされてしまう。そして彼がマシュカを殺したことを弟のアントンに感づかれた、と知るやグレゴアは巧みにアントンを黒部屋に誘って陥弄に墜落してしまった。グレゴアとアントンとは瓜二つで、アントンの右腕が利かないのが唯一の違う点だったので、グレゴアはアントンであるかの如く装ってハッセル大佐に、娘テアを嫁にくれと所望した。テアにはルッサン中尉という恋人もあり、ハッセル大佐はグレゴアがアントンを装っていることを看破した。グレゴアは素早く大佐を殺して、その罪をルッサン中尉に被せた。そしてグレゴアはテアと結婚式を挙げることとなった。式場で彼は右腕の利かないアントンの真似をし損じた。その場に脱獄して駆けつけたルッサン中尉は其を見破ると同時に、グレゴアこそハッサン大佐殺害者だと叫んだ。人々に追われてグレゴアは黒部屋へ逃げ込んだ。そして誤って陥弄に落ち、死せるアントンが握りしめていた短剣に心臓を刺されて死んだ。

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作品データ

原題
The Black Room
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
コロムビア映画


[c]キネマ旬報社