殺し屋ネルソン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
殺し屋ネルソン
殺し屋ネルソン
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殺し屋ネルソン

1958年4月4日公開、サスペンス・ミステリー
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「暴力の季節」の監督、記録映画出身のドン・シーゲルが実在ギャング・ベビー・フェイス・ネルソンの実録にもとづいて作り上げた犯罪映画。アーヴィング・シュルマンとダニエル・メイウォーリングの脚本。撮影はハル・モーア、音楽エイブ・アレクサンダー。「戦塵」のミッキー・ルーニーが柄を生かしてネルソンを演じ、相手役は「七年目の浮気」のキャロリーン・ジョーンズ。他に「十戒(1957)」のサー・セドリック・ハードウィック、「現金に体を張れ」のT・デコーシア等が助演している。製作アル・ジンバリスト。

ストーリー

刑務所に服役中のレスター・ギリス(ミッキー・ルーニー)は、何者とも知れぬ男に保釈金を支払われて出所した。見知らぬ男の車が待っていて、彼は刑務所の門からギャングの本拠に連れていかれる。そこには、親分ロカの、労働組合指導者殺害の仕事依頼が待ちうけていた。彼はそれを一蹴した。しかし、ロカが世話したホテルで情婦スー・ネルソン(キャロリーン・ジョーンズ)のくるのを待っていると、2人の刑事が踏みこんで、便所に隠されていた身に覚えのない拳銃のために彼を逮捕した。別の男に指導者を殺させ、罪を彼にきせる罠だったのだ。スーの助けで脱獄した彼はロカを殺して復讐し、ネルソンを名のって彼女と内縁の夫婦となった。禁酒時代のアメリカは彼に絶好の活躍舞台を与えた。モグリ医師サウンダース(サー・セドリック・ハードウィック)を通じて時の暗黒街の王者ビック・ジョーン・デリンジャーと相知った彼は、情報係ファッソの計画により、軽機関銃による工場の給料強盗を計る。計画は成功したがデリンジャーは傷をうけた。ネルソンが主となっての次の仕事は、ホテルでの協議中、ファッソのあとをつけたFBIに察知された。この騒ぎで彼はGメンを射殺し、ベビー・フェイスのネルソンと呼ばれる全国手配のお尋ね者となった。映画見物中にデリンジャーがGメンに射殺される事件以後、彼の悪名はますます上がる。指紋を変える手術の失敗によるサウンダース殴殺、銀行襲撃と、悪業は続いた。その頃FBIはファッソに目をつけ、当局の計画した銀行強盗プランを彼を通じてネルソンに入手させ、罠をしかける。しかし強胆なネルソンは当局の裏をかいて、現金を奪って、1人でスーの待つ車に逃れた。2人はカナダに高とびしようとしたが、FBIの手は隠れ家にのびて、ネルソンの車は交通遮断のハイウェイに追いこまれた。強引な包囲突破もかなわず、車のラジエータを射ちぬかれた2人は傷をうけて墓地に追いつめられた。FBIのサイレンが次第に多く近づいてくる。ネルソンは拳銃をスーに渡した。銃声があたりにいくつかこだまして、逃走後128日目に、ネルソンは短い悪の生涯に終止符をうった。

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作品データ

原題
Baby Face Nelson
製作年
1957年
製作国
アメリカ
配給
映配
初公開日
1958年4月4日
製作会社
アル・ジンバリスト・プロ映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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