ミックスマシン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ミックスマシン
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ミックスマシン

2006年11月25日公開、57分
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大人への過渡期にある孤独な16歳の少女と19歳の少年が直面する理想と現実のギャップを描いた、青春ストーリー。専門学校東京ビジュアルアーツと短編映画館トリウッドが連携し企画した『トリウッドスタジオプロジェクト』第一弾。監督は、本作が初監督劇場公開作品となる当時19歳の斉藤加奈子。プロデューサーは「ゴーグル」の山本達也。出演は、本作が映画デビュー作となる三枝万莉と沼澤貴宏、「世界の終わりという名の雑貨店」の真行寺君江ほか。

ストーリー

16歳のタエ(三枝万莉)は、本当の自分をだせず、気持ちを押し殺し生活している。自分の思い通りにならない事があると周囲の人間に当たり散らす姉・美咲(エリカ)、タエのことを優等生だと思っている母親(真行寺君枝)、いつもどうでもいい話ばかりしている同級生、タエの気持ちを理解してくれない状況に囲まれ、学校でも家でも自分の居場所がない。そんなある日、町中でおかしな発明品の実験をしている19歳のミツル(沼澤貴宏)を見かける。ミツルは、病気で足を悪くした母親(中川和恵)の為に看病をしていたが、なかなか良くならない病気と何もできない自分に苦しみ、そこから逃げるように母を救う為の発明品作りに没頭していた。自分とどこか同じ匂いのするミツルにタエは惹かれ、ミツルにだけは自分の居場所をみつける。そしてミツルもくったくのないタエに惹かれていく。二人は、いつしかタエの寂しさを紛らわせるための発明品を作ってはそれを実験していた。そんな楽しい現実逃避の日々。どんどん世間から離れて二人の世界に落ちはじめる。しかし、そんな日々は長く続かない。ある日、ミツルの母が突然死んでしまう。心の支えを失ったミツル。またタエも自分を押し殺す原因でもあったわがままな姉・美咲と喧嘩し家を出る。この出来事がきっかけとなり、タエとミツルは、二人がもっと分かり合えて、ひとつになれるようにとある発明品を作り始める。その発明品は、二人をぐちゃぐちゃの肉にして混ぜ合わせるという大きなミキサーだった。二人は恐怖を抱きながらも、後には引けない状況から恐る恐る、そこに入っていく。二人は“ひとつ”になることができるのか。そして“ひとつ”になる意味とは……。

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作品データ

製作年
2006年
製作国
日本
配給
短編映画館トリウッド
初公開日
2006年11月25日
上映時間
57分
製作会社
トリウッドスタジオプロジェクト


[c]キネマ旬報社