絶対の愛|MOVIE WALKER PRESS
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絶対の愛

2007年3月10日公開,98分
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韓国で盛んに行なわれているという整形手術を題材にした衝撃作。奇想天外な作風で知られる鬼才キム・ギドクが、愛の揺らいだ恋人たちの壮絶な運命を見すえる。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

最愛の恋人ジウに飽きられたと思い込んで絶望した女性セヒが、突然姿を消す。ひとり残されたジウは、しばらくしてめぐり合ったスェヒという美女と恋仲に。しかし彼はセヒのことが忘れられずにいた。

作品データ

原題
시간
製作年
2006年
製作国
韓国 日本
配給
ハピネット
上映時間
98分

[c]2006 KIM Ki-duk Film. All rights reserved. [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    ma_maru

    3.0
    2012/2/8

    キム・ギドクは世界的に成功し評価されている稀有な監督です。

    「悪い男」や「春夏秋冬、そして春」も「弓」も「うつせみ」も素晴らしかった。そして、「絶対の愛」です。

    鑑賞後の正直な感想は、「何だこれ」です。
    ギドクファンとしては、映画世界を受容する準備をしていたのですが、あまりにも普遍さが足りなく小さい世界で収束してしまったので、尻つぼみな感じを持ちました。

    でも、楽しめなかったという訳ではないです。面白いです。
    ひとつはテンポが良く謎が次々に提出される流れでしょうか。
    もうひとつのポイントは、ハ・ジョンウのプロモーションビデオのような描写です。ファッションショーばりのお洒落な服と優しげな振る舞い。愛された魅力的な男性として描いているのが逆に軽く見えるという逆転現象に変なおかしみを感じました。

    女性はずっと自己中心の要求ばかりなので、誰も共感できないのではないと思われます。今までギドク監督は、暴力という抗えない力を踏まえた上で男性目線のひたむきな愛情を表現する、というのを得意としてきた訳ですが、今回の女性目線の求める愛は、そういう面はないです。あるとすれば、執着です。所有欲。

    なので、空回り、というのが今回のテーマに思えます。整形という素材を空疎に扱うことで本質を炙り出す辺りはさすが巧みな業師と言えなくもないです。

    ギドクファンとしては、何とも従来の作品とは毛色の違う珍品を観た、という印象です。でも、面白さは十分ある不可思議な作品です。

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