当たりっ子ハリー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
当たりっ子ハリー
当たりっ子ハリー
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当たりっ子ハリー

1926年公開
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「初陣ハリー」に続くハリー・ラングドン主演喜劇で、アーサー・リップリーが原作を書き、ハル・コンクリンとロバート・エディーが脚色し、ギャグマンから監督に昇進したフランク・キャプラが監督した。ラングドンの相手役は「愛の迷い路」「のんきなおばさん」のプリシラ・ボナーが演じ、ガートルード・アスター、ロバート・マッキム、ウィリアム・V・モングら腕利き連が助演している。

ストーリー

第一次世界大戦中、米国婦人の間には、戦線の連合軍兵士の誰か1人に手紙をやったりお菓子を送ったりして慰問することが流行した。メリー・ブラウン(プリシラ・ボナー)は、ベルギーの兵士ポール・ベリゴー(ハリー・ラングドン)に手紙を送る。ポールは女性から手紙を貰ったのは生まれて初めてで、続いてメリーから写真をもらうと、たちまち彼女に惚れてしまった。そうしてぼんやりしているところを、大男のドイツ兵に捕虜にされてしまう。やがて終戦を迎える。ポールは件のドイツ兵ザンドウと意気統合し、力業の見世物師であるザンドウの助手となって一緒に働きはじめる。ポールはザンドウに米国行きを勧め、ニューヨークに着くと彼はメリーを探したが、彼女は最早ニューヨークにはいなかった。ザンドウは地方巡業に回ることになったので、ポールもついていき、酒類密造者が巣喰っている小さい町で興行することになった。偶然にもメリーの父は牧師で、この町に勤めていた。ポールは彼女に逢えたので有頂天になり、恋心を打ち明ける。メリーもまんざらではない様子だ。ところが彼女の父は、邪悪の巣とも言うべき酒場で興行する男などに、娘は遺らぬと言ってきかない。落胆したポールが酒場に帰ると、ザンドウが力業ができなくなって、彼が代わりを勤めなければならない羽目になる。ポールは、皆が牧師の祈りを妨げるのに腹を立てて大騒ぎを始め、鉄丸で屋根をぶっこ抜く。度肝を抜かれた悪漢共は、牧師に従う善民たちによって町を追われた。かくして町には平和が戻り、第一の殊勲者としてポールはなによりの御褒美メリーを、妻として貰うのだった。

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作品データ

原題
The Strong Man
製作年
1926年
製作国
アメリカ
初公開日
1926年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


[c]キネマ旬報社