人が人を愛することのどうしようもなさ|MOVIE WALKER PRESS
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人が人を愛することのどうしようもなさ

2007年9月8日公開,117分
R-18
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「花と蛇」の石井隆監督が描き続ける“名美”シリーズの最新作となるエロス満載の愛憎ドラマ。夫の不倫を機に堕ちていく人気女優・名美を、喜多嶋舞が大胆に演じる。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

人気女優の名美と俳優の夫・洋介の関係は、彼の浮気が原因で破局の危機を迎えていた。ところが撮影中の新作映画には名美の夫役で洋介が出演するだけでなく、彼の浮気相手の女優までも出演し、マスコミの注目をさらに浴びてしまう。

作品データ

映倫区分
R-18
製作年
2007年
製作国
日本
配給
東映ビデオ
上映時間
117分

[c]2007東映ビデオ・オービー企画 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    モットー

    3.0
    2007/9/10

    これはただ事ではない。ぶっ飛んでいる。どこか壊れているのではないかと思うほどだ。俳優の演技も、虚構と現実の錯綜する光と闇の映像も。

    名美はこれまで男に代表される性質の悪に翻弄されながらも戦う女というイメージで幻想的に描かれ、作品を重ねるごとに身体を張る描写が次第にエスカレートし、水浸しのずぶ濡れ泥まみれ血まみれとなってきた。

    いつも名美を助ける村木は劇中劇にチラリと姿を見せるが虚構の世界に身を引くように消え、代わりにマネージャーが村木的な役柄で現れる。その逆に、久々に目の前に登場する名美は一人の女優に姿を変え、虚構の世界から飛び出した実体化した存在としてリアルに生々しく強烈に観る者に迫ってくる。

    人に見られること、人の視線に自らの身体を全て隠さず曝け出すことを女優の信条とする潔さの徹底振りが言葉にならないくらい凄まじい。シャロン・ストーンも真っ青の女優魂が炸裂する様は、息を潜めてただただ固唾を飲んで見守るしかない。

    何が嘘で何が本当か、何処と何処のシーンを繋ぐと筋が通るのか中盤になるまで訳が分からないまま、私はだぁ~れ?という謎懸けが果てしなく繰り返される。

    これは正にホラーである。

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