三角の月:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
三角の月
三角の月
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三角の月

1933年公開
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「裁かれる魂」「闇の口笛」のエリオット・ニュージェントが監督した映画で、ガートルード・トンコノジイ作の戯曲に基づき、「ジェニイの一生」「ブロンド・ヴィナス」のS・K・ローレンと「恋愛百科全書」の「偽りのマドンナ」のレイ・ハリスが共同脚色した。主なる出演者は「暴君ネロ(1932)」「お化け大統領」のクローデッド・コルベール、「響け応援歌」「ビール万歳」のリチャード・アーレン、「未亡人倶楽部」「ママはパパが好き」のメアリー・ボーランドを始め、「怪物団」のウォーレス・フォード、「鉄血士官校」のトム・ブラウン、「カンターの闘牛師」のリダ・ロバーティ、「戦く幻影」のウィリアム・ベイクウェル、「進め女性軍」のジョーン・マーシュ、「恋の凱歌」のハーディ・オルブライト等で、撮影は「ジェニイの一生」のレオン・シャムロイの担当。B・P・シュールバーグ作品である。

ストーリー

ニューヨークのブルックリン区にリンプルガーという旧家があった。父は没して母のリンプルガー夫人が戸主、息子のダグラスは俳優志願、ケネスは弁護士開業試験の準備中、エディは大学生、娘のエリザベスはヘボ小説家のロナルドと恋仲であった。リンプルガー夫人は夫の遺産を「三角の月」というインチキ鉱山の株に投資していたが、不況の襲来と共に全財産を失ってしまった。ロナルドは住む家を失ってリムプルガー家に寄食することになったが、その日母親は子供達に財産を失った事を打ち明けた。一同が途方にくれているところにエリザベスに愛を感じている医師のスチーヴンスが訪ねて来た。彼は一同を励まして働かねばならぬと教えたので、エリザベスは靴工場の女工となり、エディーは学校を辞めて青年会のプール人命救助員になった。ケネスは試験が通れば勤め先の弁護士事務所で給料を倍に上げてくれる約束なので試験勉強に専心する事になり、ダグラスは下っぱの俳優として働く事となった。ロナルドは芸術家をもって任じていたので、一家の窮状を見ても敢えて働こうとせず、小説の執筆を続けていた。スチーヴンスは広大なリンプルガー邸の一間を借りて、間代を払っていた。彼はロナルドの為に勤め口を探してきてやった。ロナルドは最初は働くのを拒んだが、エリザベスに哀願されて雇主に会いに出掛けて行った。その留守中エディーは空腹の為に倒れた。そこへロナルドが花束を持って帰って来た。彼は雇主の所へ行く代わりに、河岸を散歩して小説のインスピレーションを得たのである。エリザベスはこれを見て散々ロナルドを罵倒する。ロナルドはケネスの恋人だったキティーとパーティーへ行ってしまう。その翌朝弁護士試験の結果が新聞に発表された。ケネスは合格していたのである。一家が狂喜しているところに、ロナルドが帰って来た。彼はエリザベスとの約束を破って、キティーの家に引き取られて行く。真の愛に目覚めたエリザベスはスチーヴンスの愛の腕に抱かれたのである。

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作品データ

原題
Three Cornered Moon
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1933年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社