青い鳥|MOVIE WALKER PRESS
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青い鳥

2008年11月29日公開,105分
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直木賞作家、重松清の連作短編集を映画化。謎めいた吃音症の教師と生徒たちの葛藤を描き、いじめや教育について、そして人生において“大切なこと”を観客に問いかける。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

前学期に野口という男子生徒がいじめを苦に自殺未遂を起こした中学校に、村内という臨時教師が赴任する。村内はすでに転校した野口の机を教室に戻し、生徒たちを激しく動揺させ、その事は教師や保護者たちの間でも問題に。

作品データ

製作年
2008年
製作国
日本
配給
日活=アニープラネット
上映時間
105分

[c]2008「青い鳥」製作委員会 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    4.0
    2009/1/7

    重松清氏は、彼自身が吃音です。
    どもりがある。
    そのハンデは、子供には拷問に近い。
    彼はそれを自身の運動能力で、跳ね返したと聞きます。
    跳ね返したとはいえ、心の傷は残ったでしょう。
    吃音でも苛められない子供になれた重松氏は、傷を負っていたからこそ、いじめを跳ね返せない子供たちに優しい。
    その子供たちの気持ちを知って欲しいと願っているように思う。

    マスコミまで巻き込んだ自殺未遂を出したクラス。

    遺書に有ったと思われる3人の名前。

    クラスメートたちは、皆、そこに有ったのが自分の名前なのでは・・と言う疑念を大なり小なり抱いていたのでしょう。

    形式を重んじ、反省し、乗り越えた体面をつくろう学校と親たち。
    立ち直るために、忘れさせようとする学校と親たち。

    だけど、傷付いたままの心に蓋をされたら、心は膿んでいく。
    破裂しそうなほどに。

    新担任は、容赦無く子供たちに犯した罪と向き合わせた。
    忘れ去る事を許さなかった。
    傷付いた子供たち皆を救う為だったと思う。
    まあいいか・・で終わらせる人間に育てないためにも、きちんと向き合い、認め、受け入れ、成長して行くためにも・・

    重松氏は、私が2番目に尊敬する作家です。一番目は故灰谷健次郎氏なので、現存する作家の中では一番・・と言うことになります。

    彼の視線は優しい。包み込むようです。
    そして厳しい。

    深い深い心の傷を知っている人だと思います。

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    ネタバレあり
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