釣りキチ三平のレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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釣りキチ三平のレビュー・感想・ネタバレ・評価

2009年3月20日公開,118分

ユーザーレビュー

5.0
  • rikoriko2255

    ミチさん

    5.0
    2009/3/22

    初めは、子供だましのお気軽映画くらいに考えていたのですが、実は「崩壊した家族の再生の物語なんだ」と思ったときに、俄然面白くなりました。
    まずは天真爛漫な三平君。漫画で見たときに、こんな手足の長い男の子がいるのか、と思いましたが、実際いたのでビックリ!
    次におじいさん。渡瀬恒彦が本当にいい味を出しています。そして一行に加わる、塚本高史と香椎由宇。この二人に、最初違和感を覚えていました。しかし、三平の両親が亡くなっていること。その魂の再生には、巨大岩魚が必要なことが分かり、それを求めての「癒しの旅」が始まることが理解されます。
    実は、塚本は「仕事、仕事で家庭を顧みない父親像」を、由宇は「子供をちゃんと育てようという母親像」を、それぞれ背負っていることがだんだんと分かって来ます。そして・・・、という展開です。
    実際には「いくら秋田の山奥でもこんな理想郷のような風景はないだろう」とか「巨大岩魚自体が、ありえない」と否定するのは、簡単です。しかし、ひとつのバラバラになった家族が再生するには、何か舞台装置のようなものが必要なのもまた事実でしょう。
    我々は、その為に非日常的な「旅」に出たり、或いは日常の場で「儀式」を行なったりするのですよね。

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