哀愁の花びら:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
哀愁の花びら
哀愁の花びら
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哀愁の花びら

1968年8月1日公開
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ジャクリーン・スーザンのベスト・セラー小説『人形の谷』を、「明日泣く」のヘレン・ドイッチェと「ペペ」のドロシー・キングスレイが脚色、「名誉と栄光のためでなく」のマーク・ロブソンが監督にあたった芸能界を舞台にした若い3人の女性たちのドラマ。撮影は「脱走特急」のウィリアム・ダニエルス、音楽は「おしゃれ泥棒」のジョニー・ウィリアムス(2)が担当した。出演はTV「ペイトンプレイス物語」で売り出した新星バーバラ・パーキンス、「ビリー」のパティ・デューク、「サンタモニカの週末」のシャロン・テイト、「三人の妻への招待状」のスーザン・ヘイワード、「南極ピンク作戦」のポール・バーク、歌手のトニー・スコッティなど。製作は「マドリードで乾杯」のデイヴィッド・ワイスバート。

ストーリー

大学を出てニューヨークにやってきたアン(バーバラ・パーキンス)は、芸能周旋社に秘書として入社した。初仕事は大スターのヘレン(スーザン・ヘイワード)の契約をとることだったが、ヘレンは有望な新人ニーリー(パティ・デューク)を自分のショウから、はずすことを条件に承諾した。舞台でくわれるのを恐れたためである。その後ニーリーは、宣伝やメルの世話でテレビやナイトクラブに出演し、実力にみあう人気を得ていった。ニーリーと親しいグラマー女優のジェニファー(シャロン・テイト)はナイトクラブの歌手トニーと結婚した。ニーリーとメルも結婚したが急に大スターになったニーリーは、日ごとわがままになり、2人は離婚。彼女はデザイナーのテッドと再婚した。一方、アンは社長の補佐役をしているライオン・バークと肉体関係を持つようになった。アンの母親が急死し帰省した彼女をバークが追ってきた。芸能界から足をあらい一緒に田舎で暮らしたいと言ったが、アンは拒否。彼は故国イギリスへ帰っていった。その後アンはコマーシャル・ガールとなって売り出し、スポンサーとの関係もできたが、バークを思い切ることはできなかった。バークが再び芸能界に帰ってきた。再会した2人は海辺の家で生活を始めた。その頃ニーリーは酒と薬で身体をこわし精神病院に入院。ジェファーは不治の病で入院した夫トニーの入院費を得るために、パリへ行ってピンク映画に出演。だが帰国後病気になり、グラマー女優の生命ともいうべきバストを切りとらねばならなくなった。彼女は自殺した。一方、退院し芸能界に復帰したニーリーのマネージメントはバークが担当した。その頃すでに再婚した夫とも別れていた彼女はバークと関係を結んだ。そして自分の作品に出演する有望新人を、くわれるかもしれないという心配から、どんどん馘にした。かつて自分がそうされたように……。そのうえ、またしても睡眠薬と酒で身体をこわし、自分は大スターだと叫びながら、路上で倒れた。バークを失ったアンは、ひとり故郷に帰っていた。そこへバークが再び帰ってきた。しかし彼女は故郷の空気を吸いながら、当分ひとりでここにいたい、この土地が、自分は1番好きなのだと答えるのだった。

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作品データ

原題
Valley of the Dolls
製作年
1967年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス
初公開日
1968年8月1日
製作会社
マーク・ロブソン・プロ


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