ザ・ファミリー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ザ・ファミリー
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ザ・ファミリー

1975年1月25日公開、アクション
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3つのマフィア組織の対立を描くアクション。製作はハル・B・ウォリス、監督はリチャード・フライシャー、原作・脚本はマーヴィン・H・アルバート、撮影はリチャード・H・クライン、音楽はジェリー・ゴールドスミスが各々担当。出演はアンソニー・クイン、フレデリック・フォレスト、ロバート・フォスター、エンジェル・トンプキンス、アル・レッティエリなど。

ストーリー

ある農家の納屋の中でヘロインの取引きが行われようとしていた。男たちがヘロインを渡し、トニー(フレデリック・フォレスト)とフランク(ロバート・フォスター)が金を払うという段取りだ。突然、銃を構えた数人の男が飛び込んできた。激しい銃撃戦が始まり、飛び込んできた男たちは一人残らず殺された。トニーが兄のビンス(アル・レッティエリ)を屋根裏へ隠し、まさかのときにそなえておいたのだ。ビンスの車修理工場へ戻ったフランクは組の大幹部から、組長で父親のパオロの死を知らされた。全国のマフィア組織から9人の代表がラスベガス郊外の山荘へ集まった。パオロの組の相続問題を協議するためだ。その結果、組は解散し縄張りも組員も、他の2つの組、アンジェロ(アンソニー・クイン)とジミーの組に併合されることに決まった。同時にフランクは息子のいないアンジェロの養子になり、フランクの組の幹部になるはずだったトニー兄弟は独立して新しい組を作ることになった。ジミーは刑務所にいて会合に出られなかったので代りに大幹部のオランドが出席した。野望に燃えるオランドは、ジミーの妻マリーと共謀して組を乗っ取り、アンジェロとトニー兄弟を争わせて町を我物にしようと企んでいた。会合でフランクが跡目相続には若すぎると頑強に主張したのも彼だった。フランクにはルビー(エンジェル・トンプキンス)という歌手志願の美しい恋人がいた。オランドがその彼女にレコード界で顔のきくアンジェロを紹介したからたまらない。ルビーは積極的に肉体を提供し、日ならずしてアンジェロの囲われ者となった。初めは自分たちが三角関係にあるとは知らなかったアンジェロとフランクだが、オランドからこのことを聞き、彼女をめったうちにした。養父と養子のミゾは完全に深まった。その結果、フランクはアンジェロのもとを飛び出し、独立したトニーの家に身を寄せた。さらに、フランクの父親の大幹部だったビトが殺されたことから、トニー兄弟とアンジェロの間に抗争の火ぶたが切られた。二組の抗争は凄惨をきわめたが、そのさ中、アンジェロは心臓発作を起こし入院した。オランドは追いうちをかけるようにアンジェロ死亡説を流した。トニーの攻撃は炸裂さを加えた。アンジェロ側の主だった者が次々と殺された。オランドは会心の笑みを浮かべたが、それも長くは続かなかった。ジミーが刑務所から予定より早く出所することになったからだ。この頃からトニーはオランドの野望を見抜いており、そこで彼は、心臓発作で座ったきりのアンジェロとジミーに三者階段を呼びかけた。身の危険を感じたオランドは脱兎のごとく逃げ出したが、時すでに遅く射殺された。結局、町はトニーとジミーで二分することでおちついた。アンジェロの望みは二人で何でもかなえるという条件つきだ。

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作品データ

原題
The Don is Dead
製作年
1973年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル映画
初公開日
1975年1月25日
製作会社
ハル・ウォリス・プロ
ジャンル
アクション


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