ザ・リバー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ザ・リバー
ザ・リバー
-

ザ・リバー

1986年2月21日公開
0
1
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

常に大雨により浸水する農村地帯を舞台に、貧しい農民と冷酷な資本側の対立を描く。製作はエドワード・ルイスとロバート・コーテス、監督は「黄昏(1981)」のマーク・ライデル、脚本はロバート・ディロンとジュリアン・バリー、撮影はヴィルモス・ジグモンド、美術はチャールズ・ローゼン、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はシド・レヴィンが担当。出演はメル・ギブソン、シシー・スペイセク、スコット・グレン、シェーン・ベイリー、ベッキー・ジョー・リンチなど。

ストーリー

トム(メル・ギブソン)は、妻メイ(シシー・スペイセク)やルイス(シェーン・ベイリー)とベス(ベッキー・ジョー・リンチ)の2人の子供と共に、五世代続く農地を守りながら生活している。雨期になると近くの川が氾濫して、農地への浸水は常だった。作物の被害も大きく、借金を負い、銀行からのローンも断わられる現状だ。そのため、農地を売る農民たちも出るが、トム一家は農具をオークションに出してなんとか生活を維持していた。一方、メイのかつての恋人で今は農業関連会社の次期社長ポストにあるジョー(スコット・グレン)は、大がかりなダム建設計画に野心をのばし、水没予定地の農地を買い上げつつあった。その中にトムの土地があるのは言うまでもなく、銀行ローンを停止させたのもジョーのしわざだ。借金にあえぐトムたち農民は、町の鉄鋼工場へ出稼ぎにいく。それはスト破りであり、スト解決後に解雇され、勝利する労働者たちの冷笑と軽蔑の前にも、金を稼ぐためには卑劣な行為もやむを得ない。トムのいない間にメイはトラクターの下じきとなり腕に傷をおう。ジョーが助けるが、メイの心はトムにあるだけだ。一方、トウモロコシの収穫が雨のためにそこなわれ、物価は急騰、ジョーはトムに土地を手放すようすすめるが、トムはかたくなにこばむ。そしてまた嵐が近づく。作物の収穫はまだ完了しておらず、川の提防を守らねばならない。今まではトム1人でなんとか物事を解決しようとしていたが、メイは皆と協力するよう強く進言。嵐の中、隣人の農民たちと提防を補強する作業を進めるトムたち。その前に、土地を追われ難民と化した者たちを金でつって味方につけたジョーが作業を阻止しようとやってくる。銃を持つトム。剣悪なムードに包まれるが、やがて、トムの土地を愛する心に難民たちも提防を守る側にまわり、ジョーは1人敗北感を味わうのだった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The River
製作年
1984年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル=UIP
初公開日
1986年2月21日
製作会社
エドワード・ルイス・プロ作品


[c]キネマ旬報社