小都会の女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
小都会の女
小都会の女
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小都会の女

1936年公開
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「運河のそよ風」「彼女の家出」のジャネット・ゲイナーと「愛と光」「歓楽の女王」のロバート・テイラーが主演する映画で、ベン・テイムス・ウィリアムス作の小説に基づいて「妻と女秘書」のジョン・リー・メイン、「影無き男(1934)」のフランセス・グッドリッチおよびアルバート・ハケット、「結婚の夜」のエディス・フィッツジェラルドの4名が協力脚色し、「ロビンフッドの復讐」「野性の叫び(1935)」のウィリアム・A・ウェルマンが監督にあたり、「男子牽制」のオリヴァー・T・マーシュと「小公子」のチャールズ・ロシャーが協力撮影している。助演者は「黄金(1936)」のビニー・バーンズ、「東への道」のアンディ・ディヴァイン、「支那海」のルイス・ストーン、「薔薇はなぜ紅い」のエリザベス・パターソン、「妻と女秘書」のジェームズ・ステュアート、フランク・クレイヴン、イザベル・ジュウェル、その他である。

ストーリー

ケイ・ブラナンはボストンの近くのカーヴァルという田舎町に育 った。カーヴァルはフットボール季節の土曜日毎に、試合見物に行く都人士の往来のにぎわうほかは、単調無事であった。ケイはこの単調さが堪えられず、何となく都会の灯に憧れていた。エールとハーバードとの対抗試合のあった夕、ボストンの富豪医師の息子ボッブ・デーキンの自動車にひかれようとしたのが縁で、ケイはボッブに誘われてロードハウスへ行き、飲んで踊った。ボッブは泥酔してケイをボストンへ連れていくと言い張り、その途中のある町で結婚しようと言い出した。ケイは拒んだが酔ったボッブは承知しない。単調な田舎町の生活に飽きているケイはふと結婚する気となり、治安判事の司会で結婚してしまった。二人は途上で自動車中で眠ってしまい、夜が明けるとボッブはすべて忘れていた。ケイから話を聞いて驚いたボッブは、離婚すればわけはない、と言い、ひとまずボストンの実家へ赴いた。ボッブは父業を継いで外科医師として将来を嘱望されており、プリシラという社交界の令嬢と婚約していた。彼とケイの結婚は新聞記者に嗅ぎつけられたので、すぐ離婚しては物議を醸しそうであった。そこで6ヵ月間名ばかりの夫婦生活をすることとなった。そしてプリシラは6ヵ月間ヨーロッパへ遊びに行き、帰ったら、ボッブはケイと離婚してプリシラと結婚する約束だ。6ヵ月間ボッブと起居を共にして、ケイは彼を秘かに愛するようになったがボッブは自分も彼女を愛していることを気づかなかった。プリシラが帰ってきたので、ケイは故郷のカーヴェルへ帰った。ケイがいなくなってボッブは初めて自分にはケイがどんなに必要か判った。彼はカーヴァルへケイを迎えに自動車を飛ばしたのだった。

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作品データ

原題
Small Town Girl
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社輸入
初公開日
1936年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社