少年軍兵士:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
少年軍兵士
少年軍兵士
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少年軍兵士

1929年公開
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「隼コーラン」「村の医者」のジュニアー・コーランと「サリーとその子」「四人の悪魔」のフィリップ・ドゥ ・ラシーと「西部戦線異状なし」「暴力団(1928)」のルイ・ウォルハイムとが共演する映画で、ジョージ・ドロムゴールド、ハウストン・ブランチ、ペギー・プライアが共同して書き下ろした台本によって「ラッシュ・アワー」「なでしこ小僧」のE.メイスン・ホッパーが監督し、「空中大曲芸団」「通り魔」のデイヴィッド・エーベルが撮影した。助演者はアニータ・ルイズ、キューピー・モーガン、ジョン・モーリス等である。

ストーリー

浮浪者のスラッグは世界大戦の殊勲兵士だったが戦後仕事にあぶれて、フックにデリケイト・ドンという2人の相棒と一緒に貨物列車で悪事を働いていた。スラッグは以前隊長だったカートライトを訪れる途中、3人の子供が兵隊ごっこをしているのに出会い、その中の1人タッドは自分の実子であることが判った。タッドが軍人志望と知ったスラッグはその望みを叶えさせ度いと思ったが現在の自分の身の上を恥じて親子の名乗りはしなかった。その夜スラッグ等はカートライトの店を襲いバラバラになって貨物列車で逃走した。数日後タッドのもとには陸軍士官学校から入学許可の通知状が来た。それは無名の篤志家が授業料を支払ってくれたからであった。タッドは喜んで入学した。そこでは大戦当時の縁故で就職したスラッグが小使いとして働いていた。スラッグは飲酒癖が治らず醜態を演じようとしたがタッドの機知で救われた。士官学校観兵式の日タッドがラッパ手に選ばれたのでスラッグはラッパを夜も寝ずに磨いてやった。その時別れていた以前の相棒2人は盗みに襲って来た。物音に感づいたタッドは仲良しのスラッグまでが2人の泥棒と盗品を分けているのを見て飛びかかった。わが子の危急を見てスラッグも2人を敵として激しく闘った。スラッグはタッドをかばって悪漢の銃弾にたおれ、我が子に抱かれて息を引き取った。この男が実の父親とはタッドはついに知らなかったのである。

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作品データ

原題
Square Shoulders
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社
初公開日
1929年
製作会社
パテ映画


[c]キネマ旬報社