白い友情:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
白い友情
白い友情
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白い友情

1934年公開
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「輝ける百合」「クレオパトラ(1934)」のクローデット・コルベールが主演するウォルター・ウェンジャー作品で、「林檎の頬」「独裁大統領」のグレゴリー・ラ・カヴァが監督に当たったもの。原作はフィリス・ボトム作の小説で「ブルースを唄う女」「恋のセレナーデ」のリン・スターリングが監督ラ・カヴァと協力して脚色した。主役コルベールを助けて「キャラバン」「心の痛手」のシャルル・ボワイエ、「ミシシッピ」「若草物語(1933)」のジョーン・ベネット、「世界一の金持ち娘」「南海の漁火」のジョエル・マクリー、「その夜の真心」のヘレン・ヴィンソン、エスター・デール、サミュエル・S・ハインズらが出演している。撮影は「三日姫君」「路傍」のレオン・シャムロイの担任。

ストーリー

ジェーン・エヴァレストは欧州大戦に恋人を奪われてから、感ずる所あって一生を医師として送ることを決心した。そしてある精神病院に勤め、女の身で男患者病棟の医長として好成績をあげると同時に、同僚のアクレス・マグレガーと共に精神病理学の研究にいそしみ、アメリカ全土でも有数の精神病医師の誉れを得ていた。マグレガーは院長たらんと望み、自らは殆ど就任出来ると信じていたが、期待に反して院長にはフランスからチャールズ・モネー博士が招待されて就任した。モネーは主義として女医を認めず、ジェーンを外来患者診察主任に左遷した。マグレガーは自らが院長になれなかったこと、を新院長が手腕有るジェーンを軽んじているのに憤慨して辞職しようとしたが、ジェーンになだめられて思い止まった。彼にはサリーと言う貞淑な妻があったが、モネーの妹クレアの誘いに乗り、研究も殆ど放棄して遊び回った。クレアはフランスで夫殺しの嫌疑を受けた事のある娼婦型の女で、モネーは妹の為に名誉と財産を失ったことから、ジェーンに何かしら心を引かれつつも、女であることに憎しみを持っていた。ジェーンも恋に絶望した身であったが、院長モネーのことを思う時の余りに多いのに我ながら怪しむ程であった。この院長とジェーンの接近は一層マグレガーの理由のない妬みを刺激し、彼は殆ど妻サリーを顧みないでクレアと浮気な恋愛遊戯に溺れた。心痛の極みに達したサリーは一時的発狂を起こして、階段から転落し重傷を負った。それを発見したジェーンはモネーに乞うて応急手術を施して貰った。手術は成功でサリーは命を取り留めた。そしてモネーは断然クレアを放逸してしまった。マグレガーは初めて迷夢から覚めて、モネーに感謝し、サリーを心から愛することを誓った。サリーの発作の原因は、ジェーンとマグレガーの仕事の上での親交にもあるとの院長の非難はジェーンに取っては晴天の霹靂であると同時に一の天啓であった。彼女は辞職を決意して去ろうとした。彼女が去ると聞いて、今は彼女を深く愛していることを悟ったモネーは、ジューンを遮り止めて愛を告白した。

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作品データ

原題
Private Worlds
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社