アビーの白薔薇:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
アビーの白薔薇
アビーの白薔薇
-

アビーの白薔薇

1928年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

ブロードウェイで5年にわたって長期興行を続けたアン・ニコルズ女史作の喜劇(三幕物)を映画化したもので、「肉体の道」「ニューヨークの波止場」のジュールス・ファースマン氏が脚色し、「肉体の道」「決死隊」のヴィクター・フレニング氏が監督の任に当たった。出演俳優は「つばさ」「紅い唇(1928)」「大学生気質」のチャールズ・バディー・ロジャース氏、「水盡く大地」「マンハッタン・カクテル」のナンシーキャロル嬢「オレンジ実る頃」「男女の戦」のジーン・ハーショット氏が主要な役を勤め、アイダ・クレマー嬢、バーナード・ゴーシー氏等は脚光を前に演じた役をカメラの前で演じている。なおJ・ファーレル・マクドナルド氏、ローザ・ロザノヴァ嬢も主演している撮影は「ニューヨークの波止場」「紳士は金髪がお好き(1928)」のハロルド・ロッソン氏が担当した。

ストーリー

1895年英国のリヴァプールを出帆して米国ニューヨークへ向かった移民船にはソロモン・レヴィーというユダヤ人が乗っていた。彼の年若な妻レベッカハニューヨークへ着いて間もなくエイブラハムという男の児を産んでこの世を去った。愛妻に先立たれて悲嘆に暮れたソロモンは愛児の養育に全力を尽くし女中のサラと二人で立派に育て上げた。一人前の若者となったエイビーは米国が欧州大戦に参加するやフランスへ出征した。そしてローズメリー・マーフィーというアイランド種の米人の娘と恋に落ち、米国へ帰ってから秘かに二人はメソヂストの牧師に結婚させて貰った。エイビーは妻をロージー・マーフェスキーというユダヤ娘として父のソロモンに紹介した。二人が結婚しているとは知らぬソロモンは息子のために盛大な結婚式を挙げることにした。一方ローズメリーもカリフォルニアにいる父のパトリックにアイルランド種の青年と結婚すると通知した。いよいよ当日となると結婚はユダヤ教の儀式で行われたが丁度その時カトリック教の神父同伴で駆けつけたパトリックはこの有り様に激怒しソロモンと争論を始めた。そこで教父は二人を更にカトリック教式に結婚させたが親達の怒りは解けず、若夫婦は共に勘当されてしまった。エイビーは仕事を見つけて働きローズマリーと新家庭を営み、やがれ子供をもうけた。生まれたのは双子で男の方には母の父の名を貰ってパトリックと名付け女の子には父の母の名を取ってレベッカと命名した。そして降誕祭の前夜、孫の顔見たさにソロモンもパトリックもエイビーの家を訪れた。可愛い孫を一人宛抱かされた老人達は到頭我を折って愛するようになり、一家は揃って楽しいクリスマスを迎えた。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Abie's Irish Rose
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント


[c]キネマ旬報社