紳士:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
紳士
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紳士

1926年公開
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ジェフリー・ファーノル氏作小説をリリー・ヘイワード女史が脚色し「海行く恋」「蜂雀」等と同じくシドニー・オルコット氏が監督したもので、主役は「美しの都」「憧れの水兵」等主演のリチャード・パーセルメス氏が演じ、相手役は新進のドロシー・ダンバー嬢が勤め、「奔流天に騰る」出演のガードナー・ジェームズ氏を始め、ナイジェル・バリー氏、ブランドン・ハースト氏、ジョン・ミルジャン氏等が助演している。

ストーリー

バーナパス・パティは拳闘選手だった父の血を受けて勇敢な青年で清廉潔直な心の持ち主であった。そしてロンドンの社交界に入って立派な紳士になりたいと望んだ。ところが思い掛けなく親戚の死によって莫大な財産を受け継いだので、彼はその希望のロンドンに急いだ。彼はその途中偶然の事から美しい貴族の娘クレオン・メレディスの危難を救い、清楚で淑やかな彼女に忽ち恋していまった。彼女もこの勇敢なバーナパスが何とはなく慕わしく思われてロンドンに居る彼女の弟で身をもち崩しているロナルドの身の上を依頼して別れた。そんな事から彼は彼女に恋していう心の善くないモーティマー卿の敵意を買う事になった。ロンドンでバーナパスはデヴエンハム子爵のもて余していた馬を見事に乗りこなしてその馬を譲り受け子爵の紹介でやがて挙行されんとする大競馬に参加する事になった。そして彼はクレオンに頼まれたロナルドを訪れその負債を整理しようと申し出たが、こうして恩恵的に姉クレオンに取り入るのが彼の手段であるとモーティマーが中傷したので、彼女の依頼を果たす事ができなかった。暫くする中に彼は競馬の結果、最初の希望通り紳士としての社会的地位を得る事が出来た。一方ロナルドは自暴自棄の末、彼を何時も脅かしている債権者の宅に押し入ったがそこ図らずもモーティマーこそクレオンを得ようと悪辣な手段を凝らして彼を苦しめていた事実を知り憤りの余り彼の家を訪ひ争って二人とも倒れてしまった。そしてクレオンのため決闘を申し込んだバーナパスも傷ついた。彼は理想であった社交界の醜悪さに再び故郷に帰って来た。クレオンは始めて彼こそ誠の紳士である事を悟り彼の跡を追い二人の楽しい愛の生活はこの風静かな田園に営まれた。

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作品データ

原題
The Amateur Gentleman
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル社
初公開日
1926年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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