雨を降らす男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
雨を降らす男
雨を降らす男
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雨を降らす男

1957年5月1日公開、恋愛
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1954年、ブロードウエイで上演されたN・リチャード・ナッシュの舞台劇をナッシュ自ら脚色、監督も舞台の演出者、ジョセフ・アンソニーが担当した夢と愛情に満ちた物語。撮影監督は「純金のキャデラック」のチャールズ・ラング、音楽は「悪い種子」のアレックス・ノース。主演は「空中ぶらんこ」のバート・ランカスター、「ロマンス・ライン」のキャサリン・ヘップバーンを中心に、「戦塵」のウェンデル・コーリー、「法律なき町」のロイド・ブリッジス、新人イヴォンヌ・ライムなど。

ストーリー

旱魃にみまわれたアメリカ西南部の農村。リー一家も作物が枯れ、雨を待ち望んでいた。一家は父親のカリー(キャメロン・プラッドホム)娘のリジー(キャサリン・ヘップバーン)息子のノア、ジミーの4人暮らしだがリジーは一家の母親役。しかし容貌の自身がなく保安官のファイルに想いを寄せているが口にも出せない。父のカリーは娘の気持を察し保安官を食事に招くが相手は断ったりで一家は暗い空気に包まれた。そんなところへヘスターバックと名乗る妙な男(バート・ランカスター)が飛込んできて前金で100ドル払えば24時間内に雨を降らせてやると鮮やかな弁舌をふるった。カリーは、彼に興味をおぼえ100ドル払って雨を呼ぶ準備--温度を高めるための太鼓を叩き、雷を避けるための矢印を地面に描いた。準備が整いスターバックが納屋に引き取ったところへ保安官のファイルが現れた。招待を断った無礼を詫びにきたというのだが、実は彼もリジーを愛していたのだ。だがファイルも口下手で、気まずくなって早々に帰った。リジーは絶望の余り泣きくずれた。するとスターバックが彼女を納屋に呼び入れ、心の美しい女は顔にも美しさがあると慰めた。彼の言葉にリジーは初めて自信を得た。そしてスターバックは、雨を降らせるのは実は嘘で自分は山師だと告白、生きるために夢を抱いているため罪に問われているのだと、つけ加えた。2人に心は溶け合い、リジーは初めて男を得たことを知らせに家へ駆け戻った。が、そこにはスターバックを詐欺罪で捕まえにきたファイルがいた。カリーは娘のために見逃すよう頼み、ファイルも仕方なく承知した。そして彼は、このとき勇気を出してリジーに結婚を申し込んだ。リジーも一旦はスターバックと一緒に村を出る決心でいたがファイルの熱情に結婚を承知、残ることにした。永遠の旅人スターバックは更に夢を見つづけようと立ち去った。彼が去ると直ぐ、奇跡のように激しい雨が降ってきた。

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作品データ

原題
The Rainmaker
製作年
1956年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント
初公開日
1957年5月1日
製作会社
パラマウント映画
ジャンル
恋愛


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