ジョアンの嘆き:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジョアンの嘆き
ジョアンの嘆き
-

ジョアンの嘆き

1926年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

リバーティー・マガジンの五万ドル懸賞小説の当選作で『涙の街』『ユーモレスク』の原作者ファニー・ハースト女史の筆になった「衣装モデル」を映画化したもので、「駅馬車(1925)」「眠らぬ街」等と同じくジェームズ・クルーズ氏が監督した。ウォルター・ウッズ氏が改作しフランセス・エイニュー女史が台本を製作した。「可愛いフランス娘」等出演のアリス・ジョイス嬢、「飛行郵便」等出演のワーナー・バクスター氏、「海の野獣」等出演のドロレス・コステロ嬢、「混線花嫁」等出演のザス・ピッツ嬢が共演し、新進のウィルター・ピジョン氏、フリーマン・ウッド氏も出演している。

ストーリー

前途ある青年弁護士ジョン・ヘリックの妻セリーンは贅沢好みでジョンが金になる事件を引受けた時2歳になる娘ジョアンのために保母を雇うことを夫に承諾させた。彼らが雇ったのは運悪くうすのろアニー・ポガニという女だった。アニーは愛に飢えていてジョアンを無闇に可愛がりとうとう母のセリーンを嫉むようになった。セリーンは乳母車用の中国ショールを競売場から百ドルで買ってきた。ジョンはそんな贅沢は出来ぬといい妻の家政が誤っていると非難した。セリーンも怒ってお好きなように家政をなさいと言って里に帰った。ジョンも腹立ちまげれに倶楽部に遊びにいった。アニーはこの機会を利してジョアンを盗み出し自分の子にして名もカーキッドと改めてやった。別れている3日の間ヘリック夫妻は娘は相手が持っているものとお互いに思っていた。誘拐されたことが判った時は既に遅かった。娘を失った彼らはお互いに深く愛し合うようになった。オーキッドとなったジョアンは貧民窟で育てられた。アニーは麻酔剤中毒者となった。オーキッドが14才になったとき彼女はアニーの許を去って貧民学校に逃込んで教育を受けた。16歳になった時彼女は百貨店に勤めたがやがて衣装モデルとなり、マーティン・イネスブルックと言う新聞記者と恋中になった。マーティンが論説の材料に弱っているのでオーキッドは裁判に於ける男女平等論を立説したらどうか、女なるが故に殺人犯でありながら放免になることが多いのは不公平であることを指摘したらどうだろうかと言った。マーティンは早速その説を新聞に発表すると大いに世の注目を引いた。モデル仲間によって紹介されたテリー・アレンはオーキッドに懸想したが彼女は彼を嫌った。ある日マーティンはモデル衣装のままオーキッドをヘリック判事夫人の園遊会に伴った。夫人は失われた我が娘とは知らずオーキッドを好ましく思った。マーティンは所用で早く帰ったので来合わせていたテリーがオーキッドを送って行った。彼は窓からオーキッドの部屋に入り込みけしからぬ振舞いに出でんとして誤ってモデル衣装についていた小さい矢形の剣に心臓を刺されて即死した。オーキッドは殺人の容疑者としてヘリック判事の法廷に立った。検事はマーティンの男女等罰論を以て極刑を要求したが陪審官は無罪とした。無罪の判決が下った後作業員風体の男が現れ乳母車用の中国ショールを証拠としてオーキッドがジョアン・ヘリックであることを立証した。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Mannequin
製作年
1926年
製作国
アメリカ
初公開日
1926年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社