女学生の日記:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
女学生の日記
女学生の日記
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女学生の日記

1931年公開
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「アメリカの悲劇」と同じくフィリップス・ホームズとシルヴィア・シドニーが共演する映画で、実在の一女大学生の日記にもとづき組み立てられた脚本により新人デイヴィッド・バートン、ダッドリー・マーフィー両人が監督に当たったもの。「悪魔が跳び出す」「女給と強盗」のノーマン・フォスター、「四十八手の裏表」のクローディア・デル、フローレンス・ブリットン、マーサ・スリーパーなどが助演、カメラは「アメリカの悲劇」「市街」のリー・ガームスの担任である。

ストーリー

S大学に入学した女学生パトリシアの美貌は始業式の日から2人の上級男学生ダンとハルの心を捉えた。スマートなダンはたちまち彼女と仲良くなったが、かねてダンを恋しているペギーはこれを快からず思い、パットに向かいダンは美しい女学生と見れば誰にでも甘い言葉をささやくが、彼はいまでも自分の恋人だと打ち明けたのでパットはすっかり失望した。ペギーは次第に自分を去り行くダンの心をしっかり掴み直そうとダンにランデヴーを迫ったのでダンも仕方なくハルの自動車を借りて2人でドライヴした。2人は学生の立ち入ることを禁ぜられている区域へドライヴしたところ交通巡査に咎められそうになったので逃げようとして運転を誤り車を堀の中に転落させたが、2人はそのままそこを逃れた。しかし現場に落ちていた化粧箱がペギーの品と知れて彼女は退学処分をうけた。がダンは幸運にも罰を逃れた。やがて冬休みが訪れた。パットは近頃彼女の愛を求めているハルと一緒に山へスキーにでかけたが、そこにはダンも来ていてハルの隙を見て巧みにパットを離して寂しい小屋に誘い、真剣な調子で彼女に愛を打ち明けたので彼女もいまは拒むことができなかった。休暇が開けるとダンもペギーと一緒にドライヴしたことがバレて退学させられた。彼はパットに別れも告げず飄然南米へ去ってしまった。まもなくパットはペギーの勧めでハルと結婚したが、彼女は自分の秘密をペギーがハルに打ち明けてくれたこととばかり思っていた。何も知らぬハルはパットと結婚して幸福だった。そしてやがて生まれた子供も自分の子だと信じていた。3年後―ダンは突然南米から帰って来てハルを訪れた。彼は本当にパットを愛しており、いまでも彼女と結婚するつもりだとハルに告げた。ハルは友の意外な言葉に驚いたが、ダンやパットに気をひいて見るために自分がパットと結婚していることを秘して晩餐に招待した。そして2人がいまだに強く愛し合っていることを知ったハルは遂に潔くパットを離婚し、愛し合う2人を添わしてやることにした。

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作品データ

原題
Confessions of a Co-Ed
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社