地獄のサーカス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
地獄のサーカス
地獄のサーカス
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地獄のサーカス

1932年公開
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「恋愛古典風景」「恋愛戦線」のアリオン・デーヴィスが主演する映画で、「太平洋爆撃隊」「男性の血潮」のクラーク・ゲーブルが相手役を勤める。原作はマーガレット・メイヨの古い舞台劇で、「やくざ者(1930)」「彼の捕えし女」のケイリー・ウィルソンが脚色し、「陽炎の春」「肉と霊」のアルフレッド・サンテルが監督し、「国際盗賊ホテル」「天国の一夜」のジョージ・バーンズが撮影している。助演者は「類人猿ターザン」のC・オープリイ・スミス「七万人の目撃者」のデイヴィッド・ランドー、「砂漠の生霊」のレイモンド・ハットン、ルース・セルウィン、モード・エバーン、ギン・ウィリアム等である。

ストーリー

ポリイはあるサーカスの空中曲芸の花形美人で、器量自慢の脚線美自慢だった。ところがオロンタという小さい町に巡業に来ると、彼女の脚線美のポスターが風紀を害するというのでポスターにパンツをはかせてあったのでポリイは憤慨して町の牧師に抗議を申込に行った。そして彼女は牧師ジョン・ハートレイに諭されて怒りながらも好意を感じたのである。町での初日の夜彼女はパンツのことを野次られて落胆し重傷を負った。応急手当に担ぎ込まれたのがハートレイ牧師の家で、重態のため絶対安静を医者に命ぜられた彼女は牧師邸で加療することを余技なくされた。若々しい男らしい牧師と美しいサーカスの花形はかくて奇しくも恋し合う仲となった。女を悪魔視する牧師の下男の中傷で牧師とポリイは密通していると誤解され、牧師の叔父に当たるノースコット司教はポリイを放逐せよと命じた。しかしハートレイはそれを肯ぜずオロンタの牧師職を遂はれた。彼はポリイと結婚して、前約のあったある町の牧師職たらんとして赴いたが、彼は拒絶された。しかし彼の心は伝路のほかはなかった。夫の失意を見るに忍びず、ポリイはノースコット司教に夫の復職を願った。夫のためには離婚も嫌わむと行ったが、離婚は宗教家としては絶対にゆるされないことを知ったけだった。ポリイは愛する夫を生かすためには自分が死ぬよりほかはないと知り、愛想尽かしを言ってサーカスへ戻った。彼女の真意を悟り、その夫に対する愛の深さに感激した司教は、自分たちが偏狭であったことを悔いて甥の許を訪れた。そして二人でサーカスへポリイの跡を追った。ポリイは空中曲芸を演じて恋に墜落して自殺するつもりであった。ポリイは嬉しく気も晴れやかに一世一代の大曲芸を演じた。

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作品データ

原題
Polly of the Circus
製作年
1932年
製作国
アメリカ
初公開日
1932年
製作会社
M・G・M


[c]キネマ旬報社