ウイグルからきた少年:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ウイグルからきた少年
ウイグルからきた少年
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ウイグルからきた少年

2009年10月3日公開、65分、社会派
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カザフスタンを舞台に、自爆攻撃者に仕立て上げられる少年や少女の姿を、ドキュメンタリーのようなリアリティで描いた社会派ドラマ。監督は、「ラストホリデー」プロデューサーで、現役自衛官の佐野伸寿。出演は、「ザ・ロード」監督のダルジャン・オミルバエフ。第32回モントリオール世界映画祭公式招待作品。

ストーリー

ウイグル人の少年・アユブ(ラスール・ウルミャロフ)は、中国からカザフスタンのアルトマイに逃げてきた。親が不当に逮捕され、やっとの思いで国境を越えてきたが、豊かなカザフスタンでも生活は苦しかった。1950年代から、中国から逃げてくるウイグル人は多く、必死に耐えて豊かな暮らしを獲得していた。しかし現在のカザフスタンは貧富の差が激しく、アユブが世に出るのは難しかった。アユブは、建設の途中で打ち捨てられた廃屋で暮らすようになる。カザフ人の少年・カエサル(カエサル・ドイセハノフ)は、政権中枢の要職に就いている両親のもと、何不自由なく暮らしていた。しかし、憂鬱と退屈に支配された彼は、アユブらとともに廃屋で生活を送るようになる。刺激を求めるカエサルは、外国人同性愛者との駆け引きや、凄惨なケンカに明け暮れる。ロシア人の少女・マーシャ(アナスタシア・ビルツォーバ)は養父に性的虐待を受け、家を飛び出した。しかし頼るすべもない彼女は街娼に身を落とし、廃屋で暮らしていた。死んだ母親の幻を追いながらの生活のなか、彼女の体は次第に蝕まれていった。両親への思いを募らせるアユブ、なにをしても満たされないカエサル、将来への希望を持てないマーシャたち3人は大人の思惑にはまり、自爆攻撃者への道を進み始める。

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作品データ

製作年
2008年
製作国
日本=ロシア=カザフスタン
配給
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初公開日
2009年10月3日
上映時間
65分
ジャンル
社会派


[c]キネマ旬報社