コロンブス 永遠の海:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
コロンブス 永遠の海
コロンブス 永遠の海
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コロンブス 永遠の海

2010年5月1日公開、75分
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大航海時代の偉人コロンブスの出生の謎を通して、ポルトガル人の海の彼方への憧れ、ロマンティシズムを描いた「アブラハム渓谷」のマノエル・ド・オリヴェイラ監督作品。監督本人と妻のマリア・イザベルが老夫婦を演じるほか、監督の孫であり「夜顔」のリカルド・トレパらが出演している。

ストーリー

1946年。ポルトガル・リスボン。マヌエル・ルシアーノ(リカルド・トレパ)は、ニューヨーク行きの船に乗ろうとしていた。戦争で離散した家族を集めたいという父の希望で、アメリカへ渡ることを決めたのだ。彼はジョアン1世の彫刻を見上げ、かつての大航海時代に新たな航路を発見すべく冒険に旅立った偉人たちのことを想っていた。数年後、マヌエルはポルトガルのコインブラ大学で取得した医師免許を生かして病院に勤務する。だがその一方で、イタリア人ともスペイン人ともいわれ、その出生は謎とされている冒険家クリストファー・コロンブスが、実はポルトガル人だったという自身の仮説を証明しようと、日々研究に勤しんでいた。そんな中、マヌエルはポルトガルに戻り、教師のシルヴィア(レオノール・バルダック)とポルトで結婚、新婚旅行を兼ねて彼がコロンブスの生地と考えるアレンテージョ州のクーバという都市に向かう。だが、古い教会を訪ね歩き、聞き込みをするが手がかりは見つからなかった……。2007年。年老いたマヌエル(マノエル・デ・オリヴェイラ)とシルヴィア(マリア・イザベル・デ・オリヴェイラ)はニューヨークにいた。自由の女神を船から眺めながら「タイマツの火は世界の人を歓迎する」というポルトガル移民の詩を思い浮かべるマヌエル。二人は、自分たちの人生と過去のポルトガル人の郷愁を重ねながら、長年連れ添ってきた互いの愛情を確認しあうのだった。そして念願だったポルトガルのマデイラ諸島にあるポルト・サント島へと向かう。そこは、コロンブスが航海へ出発するその日まで妻や子供と過ごした島であった……。

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作品データ

原題
Christopher Columbus, The Enigma
製作年
2007年
製作国
フランス ポルトガル
配給
アルシネテラン
初公開日
2010年5月1日
上映時間
75分
製作会社
Filmes do Tejo=Les Films de l'Apres-Midi


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