トルソ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
トルソ
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トルソ

2010年7月10日公開、104分
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是枝裕和監督の「誰も知らない」、「歩いても 歩いても」を始め、数々の映画でカメラマンとして活躍してきた山崎裕の初監督作品。煩わしい人間関係を避け、トルソと呼ばれる人形を拠りどころに生きる都会の女性の姿を繊細なタッチで描く。出演は「愛のむきだし」の渡辺真起子、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の安藤サクラ。

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ストーリー

アパレル会社勤務の独身OLヒロコ(渡辺真起子)は、化粧もせず、同僚に誘われた合コンも断る地味で平凡な女。家に帰ると野菜だけの料理を作り、白ワインと共に食事をする。他人の干渉や面倒な人間関係を嫌い、静かで規則的な生活を好む彼女には、そんな日常が心地よかった。だがそんな彼女にも人に言えない秘密があった。それは、“トルソ”と呼ばれる男性の体を模した人形。一緒に風呂に入ったり、ドライブに出かけたり…。顔も手も足もない胴体と男性器だけの空気で膨らませた人形を、まるで恋人のように扱い、心と体の隙間を埋める拠り所としていたのだ。そんなある日、久しぶりに再会した妹ミナ(安藤サクラ)から父が亡くなったことを聞かされるヒロコ。だが、亡父と血の繋がりのない彼女は葬儀に参列しなかった。数日後、ヒロコのマンションに転がり込んでくるミナ。ヒロコの元恋人と付き合っていたミナだったが、彼の暴力と浮気に耐えかねて家を出てきたという。平穏な1人暮らしを守りたいヒロコだったが、断りきれずにミナとの同居を開始。こうして、ヒロコの日常は動き始める。実家を訪れると、社交的なミナに愛情を注ぐ母親からは葬式に来なかったことを責められる。実は、ヒロコは血の繋がった父親が幼少時代に家を出て行ったことで心に傷を負っていた。傷つくことを恐れて他人との繋がりを避けてきたヒロコと、夢を抱いて上京したものの仕事も恋愛も上手くいかないミナの共同生活。やがてミナはクローゼットの中のトルソを発見する。一方ヒロコも、いつも明るく振舞うミナの心に大きな不安が影を落としていることを知る。思いも寄らない方向へ舵を取り始めた2人の日常。こうして短い夏が終わりを告げるとき、ヒロコはミナと自分自身のためにある決断を下す……。

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作品データ

製作年
2009年
製作国
日本
配給
トランスフォーマー
初公開日
2010年7月10日
上映時間
104分
製作会社
いちまるよん=トランスフォーマー(制作協力 スローラーナー)


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