フェアウェル さらば、哀しみのスパイ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
フェアウェル さらば、哀しみのスパイ
フェアウェル さらば、哀しみのスパイ
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フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

2010年7月31日公開、113分、社会派
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ソ連崩壊のきっかけとなった“フェアウェル事件”を「戦場のアリア」のクリスチャン・カリオン監督が映画化。愛する息子と祖国のために死のリスクを冒す男の姿を描く。出演は「アンダーグラウンド」の監督、エミール・クストリッツァ、「戦場のアリア」のギョーム・カネ、「太陽に灼かれて」のインゲボルガ・ダプコウナイテなど。

ストーリー

1981年、モスクワ。KGBの幹部、セルゲイ・グリゴリエフ大佐(エミール・クストリッツァ)は、美しい妻(インゲボルガ・ダプコウナイテ)と反抗期を迎えた優秀な息子と共に暮らしている。国家のエリートとして充分に満足できる生活のはずであったが、それゆえ愛してやまない国の行く末に、グリゴリエフは不安を感じていた。そんなある日、彼はフランスの家電メーカー技師、ピエール・フロマン(ギョーム・カネ)との接触に成功する。フランス国家保安局DSTから、彼の上司を経由しての接触であった。グリゴリエフは、ピエールに対し奇妙な親近感を覚え、スペースシャトルの設計図やフランス原子力潜水艦の航路図など重要な情報を手渡した。ピエールは、危険な行為に金銭的な見返りをいっさい求めないグリゴリエフの清冽さと強靭な精神に惹かれていくが、グリゴリエフが流す情報は仔細かつ想像を絶するような重大な機密事項ばかりだった。エアフォースワンの設計図、アメリカの防空体制、果てはホワイトハウスの暗証番号からデリバリーの時間まで……。しかし、そんな情報を盗むことで技術を促進させるしかない国の惨状がグリゴリエフには辛かった。次世代を生きる息子にとっても、決して喜ぶべき国の姿ではないと感じていた。だがまもなく、決定的な情報がグリゴリエフの手元に届く。国外で活動しているトップクラスの情報部隊“X部隊”の書類。その情報を西側に渡せば体制が崩壊し、世界が変わることは明らかだ。そしてそれはピエールに渡され、グリゴリエフに忍びよる影は日増しに大きくなっていくのだった……。

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作品データ

原題
L'affaire Farewell
製作年
2009年
製作国
フランス
配給
ロングライド(提供 ロングライド=マイシアター)
初公開日
2010年7月31日
上映時間
113分
製作会社
Nord-Ouest Productions=Le Bureau
ジャンル
社会派


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