別離|MOVIE WALKER PRESS
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別離

2012年4月7日公開,123分
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第61回ベルリン国際映画祭で最高賞に当たる金熊賞に加え、銀熊賞(男優賞&女優賞)の計3冠に輝いたイラン発の人間ドラマ。離婚の危機に直面した夫婦と、彼らの問題に関わっていく家族の姿が描かれる。監督は前作『彼女が消えた浜辺』でもベルリン国際映画祭銀熊賞などに輝いたアスガー・ファルハディ。

予告編・関連動画

別離

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

シミンはテヘランで暮らす主婦。夫ナデルと娘とともにイランを出る準備をするが、ナデルはアルツハイマー病を抱える父親を置き去りにはできないと反対した事から、彼女は離婚を申請する。父親の世話をするため、ラジエーという女性を雇ったナデルは、ある日、父親がベッドから転げ落ちていたことを知り、彼女を激しく責め立てる。

作品データ

原題
جدایی نادر از سیمین‎
映倫区分
G
製作年
2011年
製作国
イラン
配給
マジックアワー=ドマ
上映時間
123分

[c]2009 Asghar Farhadi [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    keicyacom

    4.0
    2012/5/1

    夫婦の危機をきっかけに、嘘が嘘を呼び、事態が思わぬ方向に展開していく。もちろん、嘘をつくのは良くないが、よくよく考えてみても、誰に大きな非があるとは思えない。考え方の違いがあり、すぐに切れる人もいるが、頑固ではあっても、悪人ではないと思える。

    結局、大人のいさかいの犠牲になるのは、子供達。子供のためによりよい解決策を見出せばよいものを、自分の考えに固執してしまうとそれができない。子供達の辛そうな顔が印象に残る良作品だと思いました。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2012/4/30

    カルチャーギャップをひどく感じた。
    無宗教な考え方の当方、ムスリムの女性は生きづらいと感じてしまうのである。

    介護、一つとっても日本でさえ大変なことであるのに、プラス宗教の掟の下でその国のリアルな問題が浮かび上がる。
    ベールや服装、バスの乗り方、裁判、あまりに無知で世界を知らないのだなぁとイランを遠くに感じた。公式サイトでワンポイントアドバイスを見て、その国の常識を知る。一般常識は何の基準もない。
    こちらから見ればムスリムの国は女性に優しくないと思ってしまうが、あちらにしてみれば案外普通のことなのかなと。
    かなり視野を広げた考え方ならば、欧米人は土足で部屋にあがりこむことが普通であるが(近年は日本の様式を取る方もいるが)、日本人はほぼあり得ない。アジア人は箸をなんでもなく使用するが他国はそれを使用するのはあくまでワールドフードを食している感覚、そんな具合なのか。

    シミン役のL.ハタミは相当美人だ。スリムでムスリム女性ではあるが、リベラルな思考とみる。
    一方ラジエはムスリム女性代表と言った具合。

    裁判はややこしく、雑。当事者以外にラジエの旦那がものすごく出しゃばり。っていうか、良いのでしょうか。口を出しても?まとまる話もまとまらない。そして裁判所内も手錠されている者と子供が至近距離にいる。すごい。今までも成り立ってきているのだから、ムスリムだからといって不可能ということはないが、例えば同じ問題としても日本より分厚い苦悩がつきそうだ。

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  • rikoriko2255

    3.0
    2012/4/10

    他所の国には他所の事情が、更には宗教的見解の違いも有るだろうけど、日本であれば、雇用主に自分が妊娠していることを告げないのは下手したら詐欺よね。
    ナデルも言っていたけど、妊娠を知っていたら雇わない・・と言うのはもっともだと思う。
    認知症患者の介護は重労働だもん。
    更に、宗教上の理由で男性に障ったらいけない・・のなら、男性の介護を引き受けるべきではないし。
    確かに失禁は想定外かも知れないけれど、そうでなくても、介護を触れずに出来ると思うところが甘いわよね。

    外に出さない・・と言うのも条件だったのに、不注意で出てしまう。
    見つかったから良いものの、ウチの祖母も何度か抜け出して、家族総出で探して、パトカーで帰って来る・・と言うことが何度か有った。
    入院中に病院を抜け出して迷子・・って言うこともあったなぁ・・
    当時私は高校生だった。だからテルメーよりはちょっと大きい。
    仕事をやめて介護していた母は気の毒だったし、母子二人きりで生きてきた父はそれはもう、見るのも辛そうだった。
    だから、ナデルもテルメーも、偉いと思うの。父を良く見ているし、愛している。
    泣きながら父の体を洗うシーンなんて、実父と重なったわ・・

    結局ね、任された仕事をこなせずに、外に出してしまったから、起きてしまった事を打ち明けられなかったのでしょ。
    夫が来るというから他を雇わなかったのに、来るのはいつもラジエーだし。それも詐欺みたいなものじゃない。

    夫に内緒で働いて、夫は何も知らないくせに、仕事に行けなくなった・・と連絡も入れてこないわけでしょ。
    そして、妊婦であることを申告もしていないのに、気がついていたはずだ・・と主張する。
    どうしてもね、ラジエー夫婦に共感できない。
    気の毒では有るけど。

    ナデルとシミンの離婚問題の被害者は、勿論テルメーはそうだけど、ナデルの父もそうよね。

    真面目で素直で一生懸命で、そして父思い・・なテルメーが良いなぁ。

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    ネタバレあり
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