青春物語のレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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青春物語のレビュー・感想・ネタバレ・評価

1958年3月20日公開

ユーザーレビュー

3.0
  • rikoriko2255

    やまひで

    3.0
    2008/3/12

     アメリカ・ニューイングランドにあるペイトン・プレイス(Peyton Place)は美しい自然に囲まれた町である。バプテスト派からカトリック派まで含めてこの町には多くの教会があり、市民は日曜日ごとにそれぞれの信仰に従ってそれぞれの教会に足を運ぶのであった。この地方都市には、かく一見健全な市民が住んでいるように見えるが、その取り繕われた仮面の背後には実は公には出来ない真実が隠されている。そんなアメリカの1940年代前半の二重道徳性を暴き出そうと、ハリウッド映画が1957年にその良心をメロドラマ・タッチで描いたものが、この映画である。未婚の母の実態、子供を利用する親の身勝手、身分・格式の意識の存在、家庭内暴力と強姦、そして自殺と殺人と盛り沢山のプログラムを最後はハッピー・エンドで締め括る本作品は、その後のテレビ・シリーズ「ペートンプレイス物語」の土台となったものでもある。如何にも古き良き映画の映画らしきところを満喫するには、こんなメロドラマがうってつけだし、しかもシネマスコープ画面のデ・ラックス・カラーで撮られているから、この楽しみはなおさらである。50年代の映画のお好きな方は是非どうぞ!主人公アリスンと級友のノーマンの、町が見下ろせる丘の上の大きな岩の上で交わされる、初心で、おどおどしたキスのシーンが印象的だが、ハイ・スクールの卒業パーティーで最後に卒業生たちが教員たちも含めて手をつないで例の「螢の光」を歌ったところもその年代の人には感慨無量のものがあるであろう。

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    ネタバレあり
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