桐島、部活やめるってよ|MOVIE WALKER PRESS
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桐島、部活やめるってよ

2012年8月11日公開,103分
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小説すばる新人賞に輝いた朝井リョウの処女作を映画化した青春ストーリー。男子バレーボール部のキャプテンだった桐島がある日突然、部活をやめたことで周囲に起きる変化を同じ時間軸をキャラクターごとの視点で描く。映画部の生徒役を演じた神木隆之介のほか、橋本愛、大後寿々花ら、若手注目株の共演が見もの。

予告編・関連動画

桐島、部活やめるってよ

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

金曜日の放課後、男子バレー部のキャプテンで成績も優秀な誰もが認めるスター、桐島が部活を辞めるというニュースが学内を駆け巡る。それは校内一の人気女子である彼女でさえも知らされていなかった事で、連絡も取れないというのだ。やがて、そんな桐島の存在が、あらゆる部活やクラスの人間関係に波紋を呼んでいく。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2012年
製作国
日本
配給
ショウゲート
上映時間
103分

[c]2012「桐島」映画部 [c]朝井リョウ/集英社 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    ミチさん

    3.0
    2012/12/19

    ちょっと観るのがつらいところがあります。監督の狙いとしては、ドキュメンタリータッチで描こうとしたものと思われますが、それにしては、神木隆之介と橋本愛がずば抜けてうまい為、最後はこの2人に収斂されていくんだろうな、という予定調和的な見通しが立ってしまいます。
    原作者がどの程度「映画部」に肩入れしていたか、分かりませんが、この作品を観る限り、他の部活を圧倒して「映画部」に染まって行きますね。また観客もそれを予想しているので、「映画部」のシーンにシンパシイを感じてしまいます。
    割を食ったのが、大後寿々花で、この「音楽部」が完全に「映画部」のBGMになってしまって、大団円。なんだろうなという感じがします。
    肝心の橋本愛も最後はホラーになってしまって、ううむ、これで良いのだろうか。
    ともあれ、意気込みは買います。またこの中から新たなスターが生まれて来ることを期待します。
    ちょうど、『リリイ・シュシュのすべて』から市原隼人や蒼井優が、『檸檬のころ』から榮倉奈々や谷村美月が出て来たように。

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  • rikoriko2255

    お花畑

    4.0
    2012/11/16

    青春期の悶々としたもどかしさ、苛立ち、クラス内カーストのリアル感がひしひしと伝わってきた。努力ではどうにもならない限界があることを認めることで、人は大人になるのかも。

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  • rikoriko2255

    藤光

    5.0
    2012/9/10

    我々の肉体は空間と時間がセットになった世界に置かれ、その中を移動している訳で、同じ時間に別の場所で起こっていることを体感と共に体験することはできないことになっている。桐島は「ゴドーを待ちながら」のゴドー同様登場しないが、「桐島が部活をやめるらしい」というトリガー・イベントによって、同じ時間に様々な場所で引き起こされる一切が、並列に提示される。この映画を見ている観客に流れる時間の流れに沿って述べると、幾度も時を戻され、同時刻に様々な場所で起きたエピソードを見せられる。しかしそのようにして提示されたエピソードの一つ一つは見ている観客の知覚の中で統合され、映画を見終わった時、同じ時間に様々な場所で起こっていた全体をリアルに体感している自分に気がつくことになるのである。傑作。

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  • rikoriko2255

    4.0
    2012/8/28

    もともと邦画は見ないのに、予告で見た、この懐かしいような甘酸っぱいような不条理な高校時代の思い出を刺激されて観たくてしょうがなくなって高校生の息子と見に行きました。
    あの、自然発生的に現れる力関係って言うの?

    勿論見目麗しければ天下で、それ以外に記録を残すくらい何かの能力に特出していれば見目麗しくなくても、それなりに生き易く、勿論見目麗しい上に何かの能力に特出していたら、それは更に別格の存在で・・
    それが、まぁ、桐島君なんだよね。きっと。で、同じく宏樹って言う桐島君の親友はこの物語のサブ主役?
    主役は何?前田君なのかな?
    まぁ、個人的には前田君みたいなキャラ、好きよ。「タランティーノ作品で何が好き?」何て聞いてくる人間、興味深いもん♪
    ゾンビ物は実は余り得意じゃないんだけど、そう言うこだわり方する人間は好きだ。
    そして、地味で底辺に生きるオタクの彼らにも、彼らの友情が有り、大切な物が有る。うん。仲間が居るって良いよね。
    もじもじと情けないところとか、勘違いしちゃうところとか、言い分が訳わかんない所とか、良いなぁ。
    それで思い出したけど、私高校時代、そう言う地味目の可愛い男の子見つけては、あの子、ちょっと可愛いよ。と吹聴して注目浴びさせるの好きだった・・それで彼女出来た体操部のおとなしい男の子居たぞ。本人は迷惑だったかな・・ごめんね。

    話は戻るけど、中途半端に頑張っているだけで才能ない人はむしろ痛いと言われる。
    その代表がバスケ部のメンバーの同級生・・
    桐島君以上にバスケが好きで、頑張っているんだろうな・・それでも全然敵わないんだろうな・・
    桐島君と宏樹の仲間で居ることで自分のアイディンティティを確立している同級生二人。
    見た目は劣るし、才能も劣るし、努力も嫌いだけど、とりあえず今の位置が気に入っている。
    情けない・・

    そして彼女たち。
    可愛くしてレベル高い彼氏を持つことに全力かけて居る彼女たちを否定はしないけどね。
    友達になりたくはないな。空気読めないんだもん。価値観違うし、私もぶち切れてひっぱたきそうだわ。

    桐島は人気者でいながら、だからこそ?親友にも彼女にも部活仲間にも何も言わずに忽然と姿を消した。結構孤独じゃない?
    天才故の孤独かな?
    宏樹は、彼に自分との共通性を見ていたと思う。それでも、バスケって生きる道を持っている彼に野球に打ち込めない自分の救われる道を求めていたのかも。
    一番腹立たしいのがこの宏樹なの。熱くもならない。冷たくもならない。思いを寄せる女子を利用したり、熱い先輩を馬鹿にしたりもしない。不感症なんだ。
    あの彼女と居て安心なのは、自分と同じように彼女も何も持っていないからだな。中身が無い事に桐島が居なくなって思い知らされたんだね。
    練習試合にも勝てない素振り見ても決して上手とは思えない野球部のキャプテンは、野球そのものを愛していて、来る筈もないドラフト指名の日まで引退せずに練習を続けて居る。その発想がとんでもなく可笑しい事に興味の無い人は気が付かないのかもだけど、私は泣きそうになるくらい笑った。可愛い人だなぁ・・って。自惚れている訳でもなく、才能も無く、でも真面目に努力する人。将来性は無いけど、受験の為にさっさと部活をやめて将来のこと考える方が利口だけど、私、このキャプテン好きだなぁ・・

    そして、彼は練習にも来ない宏樹に声を掛けるんだ。「髪のびたなぁ」「練習試合、来ないか?」・・って。
    嫉妬とか、激飛ばしたりとか、しないんだ。
    そんな彼や前田の事が、実は宏樹は羨ましいんだな。そうなれない自分に引け目を感じているんだな。

    で、今まさにそう言う世界で生きているうちの息子の毎日の方が面白そうだし、きっと誰の毎日も脚本化出来るくらい面白いのが高校時代だと思う。本人は何も無い毎日・・って思っていてもね。
    少なくても、何かに頑張っていれば仲間が出来たり、その姿を見て応援してくれる人も現れるんだ。
    誰も彼もが桐島君や宏樹君が好きな訳じゃない・・って事よ。
    ちなみに私は高校時代野球部のマネージャーだったけどね。

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  • rikoriko2255

    potewoods

    5.0
    2012/8/26

    この吉田大八監督の作品はどれもすごくいい。好きです。
    なかでも今回のが一番好きかもしれません。
    これはちょっと、すごい傑作かもしれません。ウチの近くの映画館では早くも上映回数が少なくなって、上映終了になりそうな様子ですが、もったいない、この作品はもっと話題になっても良いくらいの傑作だと思います。
    舞台は高校だし、いわゆる青春の若者の甘酸っぱい苦悩みたいな要素が主軸に見えるようですが、だからといって「若者向け」だとかいったレベルでは、この作品は終わりません。なにかもっと普遍的な、大きな要素が、奇跡的なくらいに結実しています。見える人には見える幻のようなやり方で。
    「痛く」「残念な」「青臭い」高校生たちがいて、嘆いたり、くさったり、憤怒したりしているのだけれど、全編にただようユーモラスな空気にも包まれながら、それぞれの精一杯が砂粒のようにキラキラ輝いています。
    この世のフィクションを暴きながら、現れた剥き出しの世界に、なおチャチな血まみれのフィクションを命がけで投影する姿は、この映画自身の存在の現実とフィクションを混ぜ合わせて、カオティックで感動的なフィナーレへと燃え上がります。
    映画の涙が夕日に煌めく一瞬を、お見逃しなく!

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  • rikoriko2255

    さっちょ

    4.0
    2012/7/3

    題名にある桐島の不在や、何度も同じ時をいろんな人の視線から表現する手法など、なかなか今までにない発想で面白い。原作も桐島不在の展開らしく是非読んでみたいと思った。
    桐島が見えなくても周囲の様子から感じ取れたり、後半、屋上に前田達が上がっていった時、すれ違った階段から駆け下りてきた後ろ姿だけ見えた人は誰なのか(・・?)(桐島だと思ったのは私だけ?)また屋上から飛び降りたようなシーンがあったのだが、あれは誰だったのだろう?など、存在が不透明だからこそ、観客それぞれがイメージを持って人物像を描ける魅力があった。
    できる人できない人:強者弱者って生まれた時からあるのかもしれない。それでも与えられた環境の中で生きていかなければならない。そして生まれてきた限り、誰もが自分自身が主人公のはず。もちろん周囲との関係に配慮も大切だが、だからといって自分を押し殺してばかりいてもつまらない。自分がどうしたいのか、主体的に生きるって重要だとこの作品を見て感じさせられた。
    けっこう笑える箇所もあるし、学生時代の自分自身を思い起こさせるような箇所もある。私も学生時代、自分がどうしたいかより、周りがどう自分を見ているかばかり気にしていて損した記憶もある。
    いろんな視点を感じられる奥深い作品だと思った。

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