2009年に亡くなった世界的舞踊家ピナ・バウシュが、ダンス未経験の子どもたち40人とともに、10か月後の舞台に向けてトレーニングを積む様子を追ったドキュメンタリー。ピナの指導風景から貴重な創作の裏側に迫り、子どもたちの成長を瑞々しく捉えた。監督は、長らくピナと親交を深めてきた女性監督アン・リンセル。
ストーリー
世界的な舞踊家ピナ・バウシュのもとに集まった40 人のティーンエイジャー。演劇好きの少年、ロマの子、不慮の事故で父を亡くした少女やヒップホッパー……。性格も家庭環境もバラバラで、ピナの名前すら知らない彼らに共通するのは、誰一人としてダンスを習った経験がないということ。しかし、わずか10か月後には、ピナ・バウシュの代表的作品『コンタクトホーフ』の舞台に立たなければならない。慣れないダンスを恥ずかしがり、弱音を吐いてばかりの少年たちは、本当に大勢の観客が見つめる舞台で自分を表現できるようになるのだろうか……。
スタッフ
監督、脚本、共同製作
アン・リンセル
監督、撮影監督
ライナー・ホフマン
製作
ゲード・ハーグ
製作
アナヒタ・ナツェミ
製作
サビン・ロールベッグ
ライン・プロデューサー
コーネリア・ヴォルメル
字幕