聖なる漁夫:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
聖なる漁夫
聖なる漁夫
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聖なる漁夫

1960年3月25日公開、歴史
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ロイド・C・ダグラスの原作をハワード・エスタブルックと、ローランド・V・リーが共同で脚色し、「海賊バラクーダ」のフランク・ボーゼージが監督した史劇。撮影はリー・ガームス、音楽をジョセフ・ガーシェンソンが担当。出演は「大洪水」のハワード・キール、「悲しみは空の彼方に」のスーザン・コーナー、ほかにジョン・サクソン、マーサ・ハイヤー、ハーバート・ロム、レイ・ストリックリンら。製作ローランド・V・リー。

ストーリー

ローマ帝国全盛の頃、アラビアは栄え、ユダヤは貧しかった。アラビア王ゼンディの元に先王の娘アーノンは、娘ファーラの養育につくした。ファーラ姫16歳の時、ゼンディ王の長子デランが求愛したが、姫はイルデラン宰相の王子ボルディを愛した。怒ったデランは姫の出生の秘密を暴露した。アーノンが16歳の時、ローマの侵攻を恐れたユダヤ王がアラビアと和ぼくし、アーノンと息子ヘロデを政略結婚させた。しかし、ヘロデは父とユダヤの領土をローマに売り、小国ガリラヤの大守になった。そして妻子アーノンとファーラを捨て、ヘロデアを妃に迎えた。アラビアはヘロデを憎んだが、だれもユダヤの潜入して成功した刺客はなかった。ヘロデを殺すべく、ファーラは男装してガリラヤに向かった。姫を追ったボルディは途中ローマ軍に捕らえられた。嵐に襲われた姫はガリラヤの海辺に打ち上げられたところを、キリストの教えを説くヨハネに救われた。ファーラをかくまった怪力の漁夫サイモン(ハワード・キール)は、キリストの教えを憎みながらも、キリストの奇蹟を見、次第に心を動かした。ガリラヤではローマの権力をかさに着たヘロデの圧政はなはだしく、民衆はキリストに救いを求めていたのである。宴席上、妻ヘロデアにそそのかされたヘロデは捕らえたヨハネの首をはねたが、突如起こった大旋風にヘロデの心はおののいた。ついにサイモンはキリストの高弟となりペテロと名のった。ボルディはアラビアへ送還されたが、アラビアはゼンディ王なく、デランの治下にあった。機は熟し、ファーラはヘロデに迫ったが、かけつけたサイモンの姿は姫にキリストの教えを呼びさました。短剣をすてたファーラはサイモンと共にボルディを追った。折しも両下肢麻痺したデランは、ボルディの命ととりかえにサイモンに奇蹟を願った。しかしデランの謀略を知る宰相の計らいで3人はアラビアを去った。果して癒えたデランは3人の逮捕を命じたが、間もなく死んだ。新王に決まったボルディを追って、急使が飛んだ。新王を残して船は岸を離れた。ファーラ姫はキリストの教えを奉じて一生を送る決意をしていた。船がガリラヤに着いた時、ファーラ姫とサイモンは丘の上にキリストの教えを聞く人々の姿を見た。

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作品データ

原題
The Big Fisherman
製作年
1959年
製作国
アメリカ
配給
日本RKO
初公開日
1960年3月25日
製作会社
センチュリオン・フィルム映画
ジャンル
歴史


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