眠れぬ夜の仕事図鑑:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
眠れぬ夜の仕事図鑑
眠れぬ夜の仕事図鑑
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眠れぬ夜の仕事図鑑

2012年7月28日公開、94分、ドキュメンタリー
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現代の食料生産工程の数々をナレーションや音楽を排して映像のみで描いた「いのちの食べかた」でアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭特別審査員賞ほか多数の賞を獲得したニコラウス・ゲイルハイター監督による、夜に活動する人々の姿を追ったドキュメンタリー。撮影はヨーロッパ10ヵ国170時間に及び、国境警備、病院、ビール祭り、バチカンの夜ミサ、ヨーロッパ議会など、私たちが便利・安心・快楽を享受するために行われている業務を極力説明をはさまず綴っていく。2011年スプリット映画祭スペシャルメンション授与。2011年ワルシャワPlanet+Doc映画祭ミレニアム賞受賞。2011年カナダ国際ドキュメンタリー映像祭(HotDocs)正式出品作品。

ストーリー

ドイツ・ミュンヘンで毎年秋に開催されるビール祭りオクトーバーフェスト。毎年650万人が訪れ600万杯以上のビールが飲まれ乾杯の大合唱が起こり30万本以上のソーセージが食べられるこの祭りには、調理師、ホール係をはじめ、酔いつぶれる人を救護するために救急隊員も控えている。イギリス・ロンドンにある警備会社Street Care CCTVでは、犯罪防止やテロ対策のために町中に設置された監視カメラを監視員たちが24時間見つめている。イギリスは国民14人に対して1台の割合で監視カメラが設置されている監視大国である。イギリス・プレストンにある戦闘機組み立て工場BAE Systemsでは、イギリス、ドイツ、スペイン、イタリアが共同開発した最新鋭のマルチロール戦闘機ユーロファイター・タイフーンを組み立てるエンジニアたちの姿があった。オランダ・ヘンゲロには、ボランティア相談員が人間関係や病気などの悩みを抱えた人に24時間年中無休で電話相談に応じる自殺防止ホットラインSensoor Help Lineがある。しかし相談員は簡単になれるものではなく1年間訓練する必要があるため、人員不足に陥っている。ドイツでは宗教的な理由により今でも土葬が多いものの、年々火葬も増えてきている。葬儀が終わると棺は階下にある火葬炉へゆっくりと運び込まれ、参列者はこのタイミングで解散となる。ドレスデンにある火葬炉では、同じ形の棺がクレーンで次々と運び込まれ、機械的に火葬される。メリリャはモロッコの地中海沿岸にあるスペインの飛地領で、モロッコとスペインの国境線を示す光のフェンスが暗闇に浮かぶ。アフリカ側から不法入国しようとする亡命者が後を絶たず、国際問題に発展している。モロッコとの国境を示すフェンスが暗闇に浮かびあがり、国境警備隊は目を光らせている。その他、オランダ・アーネムで行われるダンスイベントQlimax、夜のミサが行われるイタリア・ローマやバチカン市国、イギリス・ラングリーにある郵便仕分け会社Mail Sorting Office、チェコ・プラハの売春宿Big Sister Erotic Club、ドイツ・ヴィットリッヒの警察官訓練所など、夜でも利用者が便利・安心・快楽を享受するために仕事をする人たちにフォーカスを当てる。

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予告編

2012/6/11(月)更新

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作品データ

原題
ABENDLAND
製作年
2011年
製作国
オーストリア
配給
エスパース・サロウ(提供 新日本映画社)
初公開日
2012年7月28日
上映時間
94分
製作会社
Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion
ジャンル
ドキュメンタリー

[c]2011 Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH
[c]キネマ旬報社