世界大洪水:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
世界大洪水
世界大洪水
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世界大洪水

1933年公開
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「頬は薔薇色」「赤道を泳ぐ女」のペギー・シャノン、「競馬天国」「曙」のシドニー・ブラックマー、「結婚二筋道」「僕の自叙伝」のロイス・ウィルソンが共演する映画で、S・ファウラー・ライトの原作を「散り行く花」のジョン・グッドリッチとウォーレン・ダフと共同して脚色し、フェリックス・E・フィーストが監督に当たり、「山に住む女」「近衛兵」のノーバート・ブロディンが撮影した。助演者は「雨」「犯罪都市(1931)」のマット・ムーア、「怒号する天地(1932)」のフレッド・コーラー、ラルフ・ハロルド、エドワード・ヴァン・スローン等である。

ストーリー

世界は有史以来の大地震と大海嘯に襲われた。空には時ならぬ日食が始まった。警報は世界の隅々から物凄く響き渡った。この時ニューヨークにおいては摩天楼は玩具の積木細工のように崩れ落ち、地下鉄は地下深く埋没し、恐ろしき監獄も豪華なるホテルも、高壮なるビルディングも見る見る中に破壊されてしまった。ニューヨークから数哩離れた所にある自家で、ウェブスター夫妻はその子供達と一緒にこの災いに出会った。家族を石坑に避難させて、夫マーティンは我が家へ食料と衣類を取りに帰った時、再び大地震が襲って遂に家族との連絡を断たれてしまった。しかしマーティンは辛うじてある島へ打ち上げられたのであった。クレーア・アーリントンという女流水泳家は、ちょうどこの大地震が起った時、マンハッタン島一周水泳を敢行しようとして危うくある島へ辿り着いたのであった。しかしこの島には二人の無頼漢が生き残っていて、一人の女性を中に二人の肉欲の争闘が展開された。クレーアはこの島から逃れ、ようやくマーティンの避難している島へ辿り着き、彼とそこに暮らす間に二人は相愛するようになってしまった。やがて恐ろしき破壊の後の黎明がやってきた時、生存者はわずか300人を数えるのみであった。しかも驚くべき事にその中にマーティンの妻と子供達の姿が見られたことであった。妻ヘレンにはトムという愛人さえ出来ていた。彼はヘレンをトムに与えるべきか、あるいはヘレンとクレーアの二人と共に暮らすべきか迷った。しかし、クレーアがひそかに島を去ることによって、マーティンとその妻と子供達と共に世界の黎明を前に新生活に出発したのであった。

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作品データ

原題
Deluge
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
千鳥興業社
初公開日
1933年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社