籠の中の乙女|MOVIE WALKER PRESS
MENU
籠の中の乙女
籠の中の乙女

籠の中の乙女

2012年8月18日公開,96分
R18+
  • 上映館を探す

動画配信

  • amazon-prime
  • unext
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

一切外の世界との接触を絶ち、家の中だけで子どもたちを育てる家族の姿を通じて、極限状態にある人間の心理を描いたシュールなドラマ。カンヌ国際映画祭“ある視点”部門でグランプリを受賞し、アカデミー賞では外国語映画賞部門にノミネートされた。出演は「パパにさよならできるまで」のクリストス・ステルギオグル。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ギリシャの郊外にある裕福な家庭。一見普通に見えるこの家には、他人の知らない秘密があった。父(クリストス・ステルギオグル)と母(ミシェル・ヴァレイ)が、長女(アンゲリキ・パプーリァ)、次女(マリア・ツォニ)、長男(クリストス・パサリス)の3人の子どもたちを、外の世界の汚らわしい影響から守るためにと、ずっと家の中だけで育ててきたのだ。邸宅の四方に高い生垣をめぐらせ、子どもに“外の世界は恐ろしいところ”と信じ込ませるために作られた厳格で奇妙なルールの数々。学校にも通わせないその様子は外の世界からすれば異常なことだったが、純粋培養された従順な子どもたちはすくすくと成長し、幸せで平穏な日々が続いていくように見えた。しかし、成長につれて好奇心を芽生えさせた子どもたちは、恐怖を覚えつつも、次第に外の世界に惹かれてゆく……。

作品データ

原題
KYNODONTAS
映倫区分
R18+
製作年
2009年
製作国
ギリシャ
配給
彩プロ
上映時間
96分

[C]2009 BOO PRODUCTIONS GREEK FILM CENTER YORGOS LANTHIMOS HORSEFLY PRODUCTIONS & Copyright [C] XXIV All rights reserved [c]キネマ旬報社

  • 3.0
    2018/8/31

    両親により外の世界から隔離された家で暮らす一家。塀の外は危険で出てはいけない、外の世界と繋がる言葉は他の言葉に差し替えられて教えられる、と嘘で塗り固められた中で育てられる兄姉達。どうやら長男を事故か何かで失った両親によって残された子供達は安全な中で守らねばいけないという気持ちから出発したようだが、完全に狂ってる。守るというのはどこからか大義名分でしかなくなり父親は家族を嘘で完全に支配出来ているという気持ち良さに酔っていただろうし、母親はもうイッチャってる。兄の性欲処理の為に外から呼ばれていた女性が持っていた映画を長女に観られることによって歯車は狂い出す。長女に映画を観せてしまった女性は父親により殺される。他人は危険だとなり兄の新しい性欲処理の女は姉妹から選ばせる。成人して抜けるはずのない犬歯が抜けると外の世界に行けると教わっていた兄姉達。映画を見て外の世界を知ってしまった長女はそれを信じ自らの犬歯をハンマーで叩き割り外に出れるよう車のトランクに隠れる。翌朝外には出られるがトランクから出てくる長女は映されないままに映画は終了。 犬を育てさせるシーンがあるが、両親にとって子供達も犬のように錯覚していたのだと思う。家庭を国家に見立てて考えられる、わかりやすい作品。ある程度はコントロール出来ても所詮人間のやることだから最後まで完璧には無理だよな、と。

    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告