世話女房:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
世話女房
世話女房
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世話女房

1927年公開
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最近フォックス社で「悲恋の楽聖」や「タイタニック」をものしたアラン・ドワン氏のファースト・ナショナル入社第1回監督作品で、アデレード・ヒールブロン女史が特に書卸した物語をJ・L・キャンベル氏が潤色しポーリン・フォーニー女史が脚色したもの。出演俳優は「沈黙(1926)」「ソレルとその子」のH・B・ワーナー氏、「暗黒街」「鉄條網」のクライヴ・ブルック氏、「青春倶楽部(1926)」「世界の篭児」のロイス・ウィルソン嬢及び「鴛蔦の歌」「痛ましの親心」のリリアン・タッシュマン嬢という好い顔触れで尚おポーレット・デュヴァル嬢も助演している。

ストーリー

グレイ夫妻はボストンでも人に知られた富限者だったが、妻のシンシアは大変昔気質の世話女房なので夫のフィリップは妻を愛しながらも何かしら物足らぬ心持を抑えることが出来なかった。余りにも家庭的な妻に対するフィリップの殆ど無意識的な不満ーそれはすなわち女性のコケットリーを悦ぶ男性としての彼には避く可からざるものであった。しかもこの家庭の客となったシンシアの学校友達ペギー・ナッシュはシンシアとは正反対にモダンでコケッティッシュな女だった。フィリップが彼女に異常な興味を感じたのは当然だった。そしてそれに気付いたシンシアは何かしら不安を覚えた。その夜更けフィリップが階下に妙な物音を聞き咎めて降りて見るとそれはベギーが煙草を取りに来たのだった。2人はその侭シャンパンを飲んだりして談笑を続けていたが、不審に思って来たシンシアはその場の様子を誤解して夜が明けると離婚をするためパリへ向った。離婚の手続は予定通り運んだが彼女の心は妙に寂しかった。そこへペギーが来訪して彼の夜のことの顛末を告げて愛し合ってるシンシアとフィリップの仲を元通りにするために盡力することになった。かくて流行のパリ衣裳を着けたシンシアの麗姿はパリ社交界の目をそばだたしめた。中にも富豪アンリ・ド・ブリアックは彼女に恋を捧げた。シンシアの後を追ってパリへ来たフィリップはこのことを知るや直ちにシンシアを伴い帰ろうとしたので面目を保つためシンシアは心にもなくアンリと復活祭を一緒に暮らすと約束した。しかし2人の紳士が顔を合せ、更にペギーが一枚加って復活祭の当日一芝居打つと、フィリップとシンシアは昔にまさる幸福な夫婦となった。

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作品データ

原題
French Dressing
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1927年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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